七福神と神札

今年も家族揃って初詣、といきたいところでしたが子供たちが社会人になって、それぞれの予定や都合があって中々難しいようです。そんなわけで私はとりあえず今年の初詣の一発目は自宅から車で30~40分くらいの場所にある不動尊に一人で行きました。成田不動尊の分霊を祀るお寺です。そこに行った理由というのが、今年はお不動様のお札を祀ろうと思ったからです。我が家のリビングの鴨居の上にはお札を祀る簡単な神棚というのか、小さな木のお札立てを置いています。これまではそこに神社のお札を祀ってきていて当然ながら毎年正月前後に新しいお札に変えていました。本来はどこか信仰する神社のお札を毎年祀って、同じ神社のお札をずっと祀っていくのが正しいやり方です。毎年違った神社のお札をお祀りするなどは神様に失礼なこととは承知していますが、私はこれまでこのお札立てにいくつかの違った神社のお札を祀ってきています。ある神社のお札を祀って数年、何度かその神社のお札を交換していましたがそこから何年かはまた違った神社のお札を、といった感じで本来は変えるべきではないと思いつつも色々その時々の事情があって違う神社のお札に変えたりしてきました。それで去年まで祀ってきたお札は、もうずっとこのお札にしよう、と3年くらい同じ神社のお札を祀ってきていましたが、今年からお不動様のお札に変えることにしました。これまで祀ってきた神札には時折柏手を打って礼をするなどしてきましたが、私はいつも何かしっくりこないものを感じていました。そもそもいくつも変えてきたこと自体が良くないということなのかもしれませんが、それでこの神社のお札に決めよう、ということにして昨年までの神札を祀っていたわけです。それでもやはり何か違う、とか思っているときにまた引用してしまいますが少し前に読んだ桜井識子さんの著書の中で、神社とお寺のお札をごちゃまぜに祀るのは避けた方がいい、という話がありました。神仏習合だった時代とは違って現在は仏教と神道は違った宗教として分かれているので、駄目ではないけれども避けた方が良い、くらいな感じではありました。一緒に祀っていても特に問題無いと述べられている宗教家の方もいますのでどちらが正しいのかは何とも言えないところですが、私の自宅リビングのお札立ての横には小さな七福神の置き物が置かれています。七福神とお札を隣り合わせて祀っているわけですが、七福神は神とは言いつつもどちらかと言えば仏教系でしょう。やはり仏教系で統一した方が良いだろうか。と思って今年は不動尊のお札にしてみた次第です。私の自室の隣室には観音菩薩を祀っていますが、妻の部屋には何年か前のものではありますが地蔵菩薩のお札が祀られています。そしてリビングにお不動様のお札を祀ったので、日本で最も信仰されている3つの仏様、観音菩薩、地蔵菩薩、不動明王が揃ったことになります。今後はお不動様のお札を続けていこうと思っています。

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