青春に憧れて
青春とは。
青春は、高校生あるいは大学生のことかもしれない。
私の青春は。
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私は、地方の公立高校に通っていた。
一応進学校を名乗っているが、毎年京大にいくのは2~3人ほど。
地元意識が強いせいか、上京する人はほとんどいない。
そんな高校での日々は退屈でしかたなかった。
私は、部活にも入らず、たいして勉強もせず。
窮屈さを強く感じながら3年間を過ごした。
すでに記憶は曖昧だが、入学して1~2ヵ月経ったころ、「国公立大学への進学こそが正義!!!」と教え込まれた。
わざわざ外部から講師を招いての講演会だったと記憶している。
「動作は0.1秒」という号令とともに強いられる集団行動。
ゴミ箱にポッキーの箱が捨てられていて開かれるホームルーム。
携帯の着信音が鳴って静まり返る教室。
すぐに高校に嫌気がさし、「あっ、おわったな…」と感じる。
毎日出されるたくさんの予習・復習。
さらに、小テスト。
そんなものに疲弊し、高校以外に世界を広げる余裕すらなかった。
そんなこんなで私の青春は、深い鼠色って感じ。
「大学こそは楽しむぞ!」と意気込んだが、たいして輝かなかった。
そんな私は青春ストーリーが好きすぎる。
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私には、もう来ない青春。
勉強でも部活でもなんでもいい。
仲間と没頭して打ち込んだ日々。
もがいてもがいて実らなかったっていい。
そんな青春は一生の宝物。
青春がこれからの人には存分に愉しんでもらいたい。
大学入学共通テスト1日目の夕方にて。
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