監査未経験が公認情報システム監査人(CISA)試験に合格するまで(試験登録)

このページを見ている方は、監査部門に転職をされたか、
あるいは監査部門に配属をされて資格を急遽取ることになった人と思います。
短期間で合格する方法に絞って、記載していきます。

【試験前に確認すること】
・有効な顔写真入りの身分証を持っているか。
保険証は利用できません!
パスポート・運転免許証が必要です。
政府発行IDなのでマイナンバーもいける・・・はずですが、原付免許を取得して臨みました。
・VISAまたはマスターのクレジットカードを持っているか
JCBではエラーが発生しました。
・上司の理解があるか
合格後に、CISAの登録をするときに上司のサインが必須です。
理解がない職場はサインをもらうことができず、最悪の場合は登録のために転職することになります。
(この点で転職することになりました)
・試験合格前に実務経験が達しているか、あるいは試験合格後5年以内に達する見込みがあるか
基礎的なところですが、「異業種転生」はうまくいかない資格です。
大学等を出ていれば実務要件は3年に短縮できるので、それ以外の要件で全く実務経験がない方は注意が必要です。

【試験登録前にしたほうが良いこと】
・ISACA国際本部への登録
円安のため、合格後のことを考えるのであれば、登録をしてしまったほうがおすすめです。
HPのPROFESSIONAL JOINから入会できます。

合格後、CPEの維持のことを考えると、非常におすすめです。
初年度のCPEは十分獲得できます。(後述)
・ISACA国内支部の登録
国際支部に登録したら、今度は国内支部の登録です、
国際支部の番号を、各支部へメールで送ってください。


【試験登録】
PSIにて登録が必要です。

購入方法等は割愛しますが、
氏名の登録にコツがあり

免許証→日本語で登録    例…凛  渋谷 
(名→姓だったはず。PSIのチャットなどで確認してみてください。)
パスポート→ローマ字で登録 例 Rin Shibuya

身分証と表記を合わせる必要があるとのことです。
また、日本語に変更した際は、試験合格後、英語に変更をしてください。
文字化けが発生します。

また、自宅受験は避けたほうが賢明です。
テストセンターをお勧めします。

【試験】
・前日→試験会場近くで前泊しました。

15分ほど前にテストセンターへ到着し、
ロッカーへ鞄をしまい
席に案内されスタートです。

・試験中
どれだけ万全な体制でも、自分の甘さ、能力不足、なぜ努力を怠ってきたのかを後悔しながら、問題を解き進めることになります。(ほかの方もこんな感じです。)
今までインプットしてきたことを、毎回深く考えながら解答していく必要があります。
トイレ休憩がアリの試験ですので、1周するたびにトイレに行き、頭をリセットしてから二周目に入るのを繰り返し、3時間くらいで終了を押しました。

【結果】
終了ボタンを押した後、アンケートを回答すると
小さく結果が表示され終了となります。

【その後】
今回は1回の試験で合格できたため、総工費は20万円ほどでした。
教科書類は次の方に譲ったため、実質は10万円ほどとなります。
レビューマニュアル+問題集     1.5万円ほど
某社教科書+MCカード      6万円ほど
MCカード(バラバラにするため) 3万円ほど
ISACA登録費          2万円ほど(円安影響)
CISA受験料                                 8万円ほど(円安影響)

【感想】
これだけ手間のかかる試験ですので、難易度のわりには評価は高くなる傾向があるようです。IPAのシステム監査技術者(AU)より、はるかに簡単です。
上場企業、特に海外子会社のあるような会社であれば、CISAをとってしまったほうがよいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?