技術士 実務経験証明書の書き方2/2
コンピテンシーの表現方法
コミュニケーション:利害関係者との情報共有や調整
立場、役割に記載。例1、「〇〇(利害関係者の誰か)と調整、協議し、成果品をとりまとめた。」例2、「〇〇(利害関係者の誰か)と調整、協議を担当し、電話やメール等の意思疎通に加え、定期的に協議を開催した。」
利害関係者は、客先、上司、部下、協力会社、下請け等
その他、業務の特殊性から、特別な利害関係者があるのであれば記載する。
リーダーシップ:利害関係者間に生じる利害の対立の調整
面接時に回答することを前提に、わざわざ書かないという選択もあり得る。こちらに偏ると総合監理部門に近い記載になるため。
成果に記載。例1、「厳しい工期設定の中、社内調整や客先との協議を円滑に進めることで手戻りのなく効率的に業務を進めることが出来、経済的で安全な設計ができた。」例2、「当初、採用案の選定において客先との間で意見が異なる場面もあったが、メリットやデメリットを定量的に示すことによって、総合的に優れる案を採用することが出来た。」
評価:成果が要求水準を満たしているか
成果に記載。例「経済的で安全な設計ができた。」等、課題で示された要求事項を満足する設計や工事が出来たことを示す。
その他、社内で勉強会を開催して成果を共有したとか、さらに発展的な業務に挑戦したいとか、アピールする人もいる。
マネジメント:経営資源(人・物・金)の適切な配分やPDCA等の活用
面接時に回答することを前提に、わざわざ書かないという選択もあり得る。こちらに偏ると総合監理部門に近い記載になるため。
問題に人手不足や時間不足等を指摘(例えば「業務着手時にDRを実施したところ、当初の業務体制では工期を守ることが出来ないと予想された。」)した上で、それに対する解決策「社内で協議して、作業のためのスタッフを補充した。ロボットやAIを活用して、作業負担の軽減を図った。」を記載する。(マネジメントに偏った記載になると、総合監理部門的な記載になるため、技術的な解決に文字数を充てるべき)
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