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技術士施工計画選択H27Ⅱ1 掘削周辺の沈下

  • 土留め支保工の変形

    • 大きな荷重が作用することで土留め支保工が変形したり、土留め箇所からの出水することで、周辺の地盤の沈下や変位を起こす可能性がある。

    • 薬液注入工法やリチャージウェル工法により周辺地盤の水位の低下を防ぐ必要がある。

    • プレロード工法により、切梁に事前に緊張力を与えることで、矢板等の変形を防ぐ。

  • ボイリングやヒービングの発生

    • 砂質土ではボイリング、粘性土ではヒービングが発生する恐れがある。地層の特徴と水圧差により生じるこれらの問題に対処するため、薬液注入や矢板の根入れ長の延長等、事前の対策が必要である。

  • 観測井や工事中の監視を続け、変状や出水が確認された場合は、工事を中断し、対策を講じる必要がある。


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