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技術士建設部門土質R4Ⅱ1 橋台と

  • 技術的課題

    • 背面盛土の沈下

    • 側方移動

    • ネガティブフリクション

    • 液状化

  • 側方移動のメカニズム

    • 橋台は杭基礎により支持されているため、沈下のおそれはない

    • 橋台は片側が盛土となるため、圧密沈下が発生する恐れがある他、橋台の底部や杭基礎において、滑り破壊による側方移動のおそれもある。

      • 対処法

        • 地盤改良を行い、せん断強度を増加させ、円弧滑りを抑える。

        • 深層混合処理工法

          • 改良材と軟弱土を原位置で撹拌、混合し、化学的硬化作用により改良する。

            1. 杭基礎に影響を与えないよう、改良率や改良範囲を定める必要がある。

          • 土圧軽減

            • 軽量材料を用いて偏荷重の低減を図る。

            • 気泡混合セメント、発泡スチロール等を使用する。

            • 橋台と盛土取付部は不同沈下が発生するかのうせいがあるため、留意する。

  • ネガティブフリクションのメカニズム

    • 杭の周辺地盤が圧密により沈下すると、周辺地盤と杭の間で摩擦力が発生する。ネガティブフリクションにより、杭を引き下げる力が作用して、杭先端の沈下や杭本体の破壊により構造物が沈下して座屈を引き起こすおそれがある。

    • 対策

      • 群杭効果によりネガティブフリクションを低減する

      • 杭表面にアスファルト等を塗布して周面摩擦力を低下させる

      • 地盤改良により、地盤の沈下を防止する


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