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R-1グランプリ 2024 の2回戦から決勝までの通過率まとめ

R-1 グランプリ 2024 の1回戦の通過率は?」がそこそこ読んでもらえて、加えてnote公式にツイートもされて、それなら2回戦もと意気込んでいろいろ準備してたのですが、少し忙しい時期に入ってしまって、気がつけば決勝が今週土曜日となっていました。

本当は2回戦、準々決勝、準決勝とわけて書きたかったのですが、あまりにも長くなりそうで、それぞれをサマリつつ、まとめたデータを公開します。
それなりに長いので、めんどくさい人はまとめを読んでください。


2回戦から準々決勝進出は、シードが有利すぎる

1回戦の通過者570人に加えて、1回戦を免除されたシード143人、計713人での2回戦となった。通過率は全体で20%ですが、シードあり・なしで大きな差がある結果となりました。

全体での通過率は20%だが、シードだけでみると48%
シードの通過率は高いが、大阪会場でのシードありでは65%と際立つ

2回戦は5日間の5回開催、会場ごとの通過率もほぼ20%前後であり、1回戦での調整があったようにみえる動きはなかった。
※すべての2回戦終了後、追加での合格者が発表され、これらの合格者もそれぞれの日程に反映した。

事務所ごと、シードあり・なしでみてみると、総じてシードありの割合が高い。割合でみると事務所ごとの差は小さくみえますが、分母として吉本が多いにもかかわらず、同じ水準の割合に少し違和感があります。
(表の右側、吉本の48人中31人通過の65%、同じ割合に近いワタナベ〜は、6人中4人の通過、分母の大きさが倍以上なのに割合が近い)

準々決勝から準決勝に、大阪の通過率が低下

144人から33人に通過率は23%。準々決勝の通過者はすべての日程が終了してからの発表だったため、会場ごとの通過率は割愛します。

これまでの東京・大阪での通過率をみると、1回戦では大阪の通過率が高く、2回戦は同等、そしてこの準決勝進出での割合が大きく低下。特にシードなしに通過率の低下がみられました。

これまで東京・大阪での差は小さかった(むしろ大阪は高め)
大阪の通過率の低さはシードなしの通過率

そして準々決勝から準決勝進出の通過者で事務所所属なしは、ひとりに。

そう、どくさいスキッチ企画です。

準決勝から決勝へ

33人から9人に。

ここでは1回戦から事務所ごとの通過率を比較したい。

1回戦から吉本の数が多く、また通過率も平均的だったが減少した。結果として決勝進出は事務所ごと分散された結果となった。
また、もともとのエントリー数も吉本が多いこともあり準決勝まで40%前後(準々決勝では半数近い)であったが、準決勝->決勝では14人->2人となった。

円グラフ中の数字は人数、決勝まで吉本が多くを占める。

まとめ

長くなりましたが1回戦からを振り返るとこんな感じです。

  • 今回の1回戦からの通過率の低さは参加者増である。

  • 参加者は所属なし(無所属・アマチュア・フリー)が全体の39%を占め、所属なしだけの1回戦通過率をみると5.6%と全体の通過率を押し下げた。

  • 東京・大阪で比較すると1回戦に限っては大阪が高い(以上が前回記事より

  • 2回戦からはシードが総じて通過率が高く、2回戦48%, 準々決勝39%の通過率

  • 大阪は準決勝までは通過率が高い

おまけ

これらのデータは、Looker Studio にまとめて公開しているので、ぜひ触ってみてください。

※初出ではデータに少し誤りがあり、数%ほど数値に誤差がありました。本データでは修正済みです。

こんな感じです。

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