「失敗の数だけ成長する」方法

とつぜんですが

息子が

小学校の担任の先生に嫌われました。


「○○くんとは関わり合いを持ちたくない。
 はい、バイバイ」


こう言われたそうです。

対人関係が苦手、多動気味、集中できない息子

先生は手をやいているんでしょうね。

これ、言われたらつらいです。

息子もかなり落ち込んでいました。

でも、

挫折した経験は成長に変えることができます。


それをお伝えします。


目次
1、他人からの「不合格」だと思え   
2、「合格」を目指せ
3、「合格」の見つけ方
4、終わりに


1、他人からの「不合格」だと思え 

今回の先生のように

「なんで失敗するんだ」

「がっかりした」

「迷惑をかけていると思わないのか」

など

職場や学校で他人から否定されたとき

「つらい・・」

「消えたい・・」

「恥ずかしい・・」

私も息子も、こんな感じになります。

ここで、同じ挫折や失敗でも

「漢字検定不合格」「英検不合格」

だったらどうでしょう?

「くやしい」

「ムカつく」

と思いつつ、

あと何点足りないか。

解けなかった問題はなにか。

合格のために課題を

「分析」

しますよね。

これ、

さきほどの他人からの否定の場合にはなかなか起きないんです。

分析せず、行動せず、ただ、落ち込むだけ

なんてだめなんだ。。。

どうせだめだ。。。

これでは、試験であれば、合格まであと何点だったかわかりません。

わからないなら一生、合格できません。


人間は

予測不可能なもの、わからないものには

恐怖を感じ、対処できなくなります


なにかだめだったか分析しなければ一生行動しません。

また、同じ失敗をします。

そして、他人は、同じミスにはとても厳しい。

取り返すには相当の「成功」を必要とします。

もう地獄です。

やってもやってもマイナスが少しずつ0に近づいていくだけですから。

1回目の失敗ですぐ改善したほうがいい。

「関わり合いを持ちたくない。はい、バイバイ。」

これ言われた、「否定された」は❌。

自己否定しやすい人は自分にフォーカスする癖がついているんですが

頑張って「相手」にフォーカスしてください。


相手にフォーカスすると見えてくることがあります。

これ、先生がしんどいってわかりますか?

攻撃や否定は

している相手がしんどいんです。

困っているんです。


ちなみに、この考え方はですね、仕事で身につけました。
攻撃的な電話を受けることが比較的多い部署であり、言葉にいちいち傷ついたら仕事にならないので、その方はしんどいんだと先輩からアドバイスをもらってから「考え」られるようになったんです。怒号を浴びながら、脳内で「なにに困っているんだ、なにが辛いんだ、何がしてほしいんだ」ってぐわぁって考え、口をはさんでいくわけです。そうして、なんとか主訴を掴んで電話を終え、担当に「○○で困っておられる。おりかえし必要」と伝言できるようになり、私がいたら代わってほしいと指名を頂くまでになりました。

ただ、残念なことに

他人の感情はどうにもできません。

アドラー心理学でいう課題の分離ですね。

ですので、感情自体ではなくて

感情を聞き起こす「行動」を考えてください。

「何」がそう言わせたんだろう?

「何」がしんどいんだろう?


2、「合格」を目指せ

**

先生は「何」がしんどいんでしょうか。**

勉強ができない。集中力がない。手がかかることだろうと想像できました。

しかし、これを解決するためには息子の弱みを克服しなければなりません。

「弱みの克服」というものは、ほぼ失敗すると私は思っております。

そんなつらいこと、続けられません。

ですので、先生の「不合格」を分析することは、いたしません。

ここが受験や試験との大きな違いです。

(受験も得意分野で点数を取る方法もあるので、似てる部分もあるかもしれませんが)

「不合格」が何かを考え、「不合格」をしないようにする

ではなく

「合格」が何か考え、それに直接つながる行動をするんです。


3、「合格」の見つけ方

ここで人間の「表情」がカギになります。

相当に心理学を学んでいるひと以外は、喜びの表情=喜びです。

これが、つまり「合格」の正体なんです。

私は息子にこう言いました。

「先生が喜んでる瞬間をメモってきてほしい」


そして息子のメモから得た情報がこちら👇

1、自主勉強をたくさんした子と話しているとき

2、連続で自主勉強をした子と話しているとき


これが先生の「合格」です。

つまり、息子のやるべき行動です。

やったこと👇

1、自主勉強を提出しました
2、自主勉強の提出を1週間続けました

そして結果は、


「合格」でした。


3日目から、息子を見る先生の表情がにこやかになりました。
自主勉強ノートには花丸(いつもはただの〇)、「えらいね」のコメント(コメントは初めて)、かっこいいシールが貼られていました。

ターゲットの情報収集は必ずしてください。

確実に成功体験にするために必須条件です。

(絶対などありませんが確率は上がります)

息子は、ひとは連続性を喜ぶという法則も見つけてきたのですが、

他人の表情を読むのは、おそらく自己評価が低いひとが得意とすることだと思います。

他人の表情を読みすぎて振り回されて傷ついているわけです。

これは、利用できる強みなんです。


3、終わりに

今回は、あえて子育てを通して、お伝えしました。

ここで、もうひとつ、伝えたいことがあります。

「失敗の数だけ成長する」は

半分本当で、半分ウソだと思っています。

半分ウソは、

こころが壊れるリスクを表現していないことです。

大きな挫折を経験するまでに

小さな失敗を使って成功体験を何度も積む

ことが大切です。

これ、離婚しかけの夫婦がやっても成功する可能性は低いです。

上司にだめ社員の認定を受けたあとでは遅いです。

そんな大きなことを「きっかけ」にしてはいけません。

行動するには、ある程度、精神的な安定が必要です。

大きな挫折は精神を戻すのに時間がかかります。

もっと小さな失敗で、もっと早い段階で

この方法をクセ付けしてほしいんです。

子どもはまだ失敗のレベルが低いため、

成功しなかったとしてもダメージが少ない。

子育てでぜひ何度もトライしてほしいです。

そうして、「成長マインドセット※」(キャロル・ドウェック)を身につけ、つらい日々を減らしてほしい。

※必ずできる!― 未来を信じる 「脳の力」 ― (キャロル・ドウェック | TEDxNorrkoping) https://www.ted.com/talks/carol_dweck_the_power_of_believing_that_you_can_improve?utm_source=twitter.com&utm_medium=social&utm_campaign=tedspread@TEDTalksさんから

失敗を見つける天才は

たくさん落ち込むこともできますが、

使い方を変えれば

ひとより成功する確率を上げられます。

大人のみなさんも、みなさんのお子さんも

ネガティブを強みにできますように。


泣くだけしかできないつらい日々が少しでも減りますように。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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