好きな人があなたのことを"考えがち"になる心理効果


誰かを好きになったときってみんなどうなりますか?

つい、その人のことを考えがちになりますよね。

つまり、人は誰かのことを好きになるとその人のことを考えがちになります。


で、脳には『誤帰属(帰属エラー)』という性質があります。

これは、"好きだから→ドキドキする"のはもちろん、
"ドキドキする→ということは好きなんだ"と脳が認知してしまうという現象です。

要は、好きだからドキドキしているわけではない。

でも、脳はそれを区別できないので、『ドキドキしている→ということは好きなんだ!』と認識してしまい、実際に好きになるという現象です。


何が言いたいかというと、これをうまく使うことで相手に自分を好きにさせることができるということです。

つまり、相手に自分のことを"つい考えがちになる状態"にすることができれば、脳が「つい考えてしまっている」ということは『好きなんだ』と認識し、実際に好きになってしまう。


しかも、単純接触効果(ザイアンス効果)も働く。

単純接触効果とは、単純に接触回数が多いほど相手に好意を抱きやすくなるという現象。

これは、実際に接触回数が多いことはもちろん、頭の中での接触回数も同じように、この効果を発揮します。

つまり、頭の中に浮かべば浮かぶほど、その対象をを好きになりやすいということです。


そして、相手に「自分のことをつい考えがちにする」「記憶に強く残す」方法があります。


というわけで...

今回は「相手の頭に自分を浮かびがちにする」心理テクニックと、この効果を最大限発揮するLINEで使えるちょっとズルいテクニックを伝授しちゃいます。

それでは見ていきましょう!


(ちなみに、本noteはYouTubeにUPしている動画の内容を文字起こしシリーズ第二弾です☆)


 ザイガルニック(ツァイガルニク)効果


まず、今回使う心理現象は、ザイガルニック効果です。

このザイガルニック効果とは何かというと、完了していないことは頭に浮かびがちになるという現象です。  


具体例として、ザイガルニック効果が発見されたキッカケの話があります。

これが発見されたキッカケは、ブルーマ・ザイガルニックという心理学者とそのお仲間がレストランで昼食をとっているときに、何にも書き留めず注文をすべて記憶し、性格にすべて持ってきてくれるウェイターがいたことでした。 

ザイガルニックさんたちは、このウェイターさんの記憶力に驚きました。

で、店を出た後にそのウェイターさんのに話しかけて、ザイガルニックさんたちがどこに座っていたのか、何を注文したのかを聞いてみたら、すっぱり忘れてしまっていた。

ということがありました。 


ここからザイガルニックさんたちは、いろいろ実験をして

人は

1.中途半端になっている作業や仕事は強烈に頭に残ること

2.作業が完了するとすぐに頭から消えてしまうことを証明しました。

 というのがザイガルニック効果です。  


ちなみに、聞いていた音楽を途中で止めると、その後あたまの中でその曲が無限リピートされるのもザイガルニック効果が働いているからです。 

テレビ番組で、いい感じのところでcmに入るのも、ザイガルニック効果で視聴者を続きが気になる状態にしてチャンネルを変えられないようにしたり、ドラマや漫画で1つの話の終わり際で続きが気になるような、中途半端な状態で終わるのも、この現象を狙っているからです。   


このザイガルニック効果は、めちゃくちゃ恋愛に応用が効きます。  

挙げたらキリがないですが、例えば、物の貸し借りもそうです。

返すまではタスクが完了しない状態にあるので、意識的にも無意識的にも頭の中に浮かびがちになります。

そのため、積極的に何かを借りたり貸したりするのも効果的です。 

後日の約束事も同じく有効です。

「この日にご飯いこう。」と約束すれば、ご飯に行くというタスクが完了するまでは頭に浮かびやすくなります。 


という感じで、応用がめちゃくちゃ効くので、あえて中途半端にして完了させないようにするということを考えて色々実践してみてください。  


というわけで、実際に使うための具体的なテクニックについてここから見ていきます。

1つ目は普通にLINEをしているときに使えるテクニック

そして2つ目は、ちょっとズルくてあざとい、強烈にザイガルニック効果を相手に残すテクニック

についてです。
 
 

LINEで使えるザイガルニック(ツァイガルニク)効果

 

では、まず普通にLINEを使ったテクニックから見ていきましょう。
 
どうやるかというと、あえて返事をしないという方法です。
 
とはいえ、単純に返事をしないだけというわけではありません。
 

ポイントは、話が盛り上がったところや、相手が気になる話の時に、あえて時間をあけることです。
 

これをやると、話が盛り上がったり気になったりという場面で、返事が来なくなると、「早く返事が来ないかな」「気になるなぁ」とどうしても気になってしまいます。

仮にあなたのことを好きではなかったとしても、話自体を続けたいので、返事を意識するようになります。
 
すると、こちらが返事をするまでの間、ザイガルニック効果によって意識的にも無意識的にも気になってしまって、マインドシェアを奪われる状態になるというわけです。
 
 
 
ちなみに、まずはザイガルニック効果で相手の頭の中に浮かびがちになるだけでも、かなり恋愛的に有利になります。
 
なぜなら、単純接触効果という心理現象があるからです。

これはご存知の方も多いと思いますが、人は単純に接触回数が多ければ多いほど、その対象に対して好意を抱きやすくなるという心理現象です。

つまり、ザイガルニック効果によって、頭の中に浮かびがちになるだけで、頭の中での接触回数が増えるので、好きになりやすくなります。
 
 
というわけで、単純に話が盛り上がったり、相手が気になる話をしている中途半端な状態の時に、あえて未読スルーや既読スルーをすることで、相手の頭の中では自然と考えがちになってしまいます。
 
 
 

強烈にマインドシェアを奪うテクニック


では、次に、さらに強力なあざといテクニックも紹介しちゃいます。
 
この方法には2つのステップがあります。

まず、ステップ1では
先ほど話した、『中途半端な状態であえて返事をしない』というのを、
相手が寝る前にやるということ。
 
 
これはかなり強烈に相手の頭に印象を残すことができます。
 
なぜかというと、人は寝る直前の出来事が一番記憶に残りやすいからです。
 
 
勉強などでも、寝る前が一番記憶に定着しやすいので、寝る直前に復習をすると学習効率も高まります。
 
 
つまり、寝る直前にlineをして、しかも話が盛り上がったり、気になる話をしている、途中の中途半端な状態、気になる状態で寝ると記憶に残りやすくなります。
 
これだけでも効果がありますが、ここからさらに味付けをします。


ステップ2、告白を匂わせる。

例えば、寝る前の時間に、
「○○って彼氏いないんだっけ?」とか「好きな人とかいるの?」などと恋愛の話にしておいて、
「てか、俺○○に話したいことがあるんだけどさ」
などと送って、
「何?」
と帰ってきたら未読スルー。寝たふり。
 
 
 
これがなぜ強力かというと、強烈に気になるというザイガルニック効果を最大限引き出せるのはもちろん、相手は『え、もしかして告白!?』と気になってしまいます。
 

仮にそこまで勘繰らなかったとしても、
『いや、そんなわけないよね。でも、何を言おうとしてたんだろう』とどうしても気になる状態に入る。
 
もしかしたら、告白されたらどうしよう。付き合うかな。付き合ったらどんな感じになるかな。と妄想してくれるかもしれません。

こうなったらほぼ確で好きになってしまいます。
 
仮にそこまでいかなくても、気にはなってしまいます。
次あった時に変に意識してしまったり、ドキドキします。
 
どちらにせよ結果として、どんどん気になるから好きに変化していくというわけです。
 
これは、めちゃくちゃ使えるので、試してみてください。
 

 
というわけで、好きな子の頭の中で、あなたのことを考えがちになってしまうという状態を作るザイガルニック効果でした。
 

ぜひ参考にしてみてくださいっ!

 

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