微生活vol.193

▼「履き違える」って言葉、へんに保守的な教師か感じの悪い優等生的語彙というような印象があり、なんとなく使いたくなかったのだけど、「批評と履き違える」というありがちな一文をたまたま読んだので、電子辞書で引く。他人の靴を誤って履くという意味はいいとして、2の「意味をとりちがえる。思い違いや勘違いをする」(広辞苑)の例文。明鏡は「目的を履き違える」と無難な感じだけど、「自由とわがままを履き違える」(広辞苑)、「自由を履き違える」(新明解)とまさしく学校みたい。履き違えるという比喩は、当人は誤りに気づいていないものの、履物と同じでハタからみたらみっともないことが丸わかりなんだ、ということが言いたいのかもしれないけど、陰湿な態度。▼上記以外、なにもしておりません。ぼろぼろの自転車を動かす。

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