睡眠薬を飲んでから書いてはいけない

 昨日、「ウェンズデー」をみて黒色のルージュをしたいと書いたが、今日みてみたらべつに黒色のルージュはしていないのだった。先入観か。メイクも、最近は特別なときしかしていない。軽躁っぽかったときは、病院に行く日も、指導教員と面談する日も、イヤリングとマニキュアまでして行っていたのに(みんな触れないでくれた)。ファンデくらいはするが夏はベタついていやになる。スカートを履くことが一生ないまま、とまで書いて、私、履いたことあるなスカート、と思い出す。スースーするとはよく言うものの、あまり覚えていない。とりあえず、一生履かないままというのはどうたらの話になり、私は短歌を頑張って授賞式に呼ばれたらロングスカートを履いて出てみたいというようなことを述べたら、向こうはコスプレの一種だと思ったらしく、うーん、男性の正装のバリエーションの乏しさを考えれば、というあれがあるが、私にとってレディースの服は拡張された選択肢の中にある衣装なのであって、コスプレみたいに別人になるというのとはまた違うのであった。し、メンズとレディースの組み合わせとかいろいろあるのはまあ敢えて私の言うことでもない。
 それで表題なんだけど、ようはこれは睡眠薬を飲んでから書かれているのであり、まあ、あまりまともな文章(元々書けない)が期待できないというか、夢遊病的とまで言われるそうだが、この間、夜行バスの帰り、もうすでに薬は飲んでいたが、海老名のパーキングを降りてトイレを済まし、ひよこ饅頭を買って、バスを間違えずに帰れたがとても頼りなく、不思議な感覚だった。

いつもの一句を。

スカートの襞に隠し般若心経

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