昨日のことの増補

・我慢できずにピアスを買った。花と蝶のデザイン。1650円。安い方じゃない? ここの店のアクセサリーは次の日に来たらなくなっている。かわいいのに、うまく撮れないせいで、写真では伝わらない。

・先生に「この薬は何のために飲んでいたのでしたっけ」と聞いたら、答えに詰まる場面があった。いろいろな効能があるし、患者は一人じゃないのだから、咄嗟に答えられないことくらい、普通だと思うが、患者からすれば一人の医師なのであって、こうした些細なことで信用を失ってしまうことを思うと、つねに緊張する仕事だ。教育実習で、ある先生が「用意する資料には、誤字がないようにしてください。それだけで生徒は教師を見下します」と言っていたのを思い出す。まあ、私はふつうに誤字ってたんだけどさ。

・五分診療が一般的らしいけど、先生の方から直接治療に関係なさそうな色んな話を振られるとちょっとびっくりする。私は基本的に構って欲しいから、話をされるのは良いけど、ほかの患者さんに少し申し訳なくなる。そんなこと気にしたらだめかもしれない。ラポールの形成は、でも、治療に必要だもんね。

・大学から電話。薬局で薬を用意してもらっているのを待っている間に、提出した資料に不備がある、メールにきちんと記載されていたはずだが、ということを遠回しに、丁寧に言われたが、不備などなく、向こうの勘違いだった。大学側からすればややイレギュラーな対応が必要だったのと、私があまり強く言える立場でもなかったのを考慮して、腹を立てなかったが、メール云々のあたりでは少々ムッとした。ましてや、薬局の待合の時間(病院の日に微妙にいやな気持になる電話がよくかかってくる)。

・薬剤師さんから薬を受け取るとき、「眠れますか?」みたいなことを聞かれる。そういう教育を受けるのだろうな、と思う。処方箋通りに薬を用意するのが、薬剤師の仕事ではない、というような文言が想像される。実際、その通りだろう。でも、あきらかに花粉症と思われる薬剤師に、今回は漢方薬が出ていますが、春先は辛いですか、と鼻をぐずぐず鳴らしながら聞かれると花粉症の話なのか、精神の話なのかわからなくなる。今日の漢方の話も、やや胡散臭いと思っていたから(思ってそうだから、熱心に漢方の話をされたのかもしれない)、本来の(本来の?)用途に沿って処方されている自信がなく、この頃、悪夢をよくみるので……とはなんとなく言いづらくて、適当に誤魔化した。

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