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ジョージ・メンズコーチのサトマイ批判がイマイチだった件


なんか違うんだよな……ジョージ・メンズコーチの反論動画を見て思った。

下記がその動画。

『弱者男性の不安』を煽って俺がビジネスをする理由【有害な男磨き】



ジョージの自虐的ポーズに異和感

…この動画を見て、まず思ったのは、冒頭のシーンの自虐的ポーズに対する違和感。

 この動画で、ジョージ自身が「弱者男性の不安を煽って、情報商材を売って金儲けをする邪悪な外人…その名が、ジョージ・メンズコーチ!」と自虐的仕草で、サトマイの「ジョージの男磨きの危険」を統計学的観点から述べた動画に〈怒れる抗議〉をするジョージ。

 サトマイの動画の「男磨き」批判の観点は〈そこじゃない〉のに……

 サトマイは統計学を用いて、「マッチョ志向の弊害」を述べているだけ。
 ジョージの器が大きければ、サトマイの批判、意見を受け入れ、もっと普遍的な「男磨き」道へと高めることもできるだろう。


動画に寄せられた様々な感想

・女性だけどジョージが言ってることは男とか関係なく、人として成長できることを動画で伝えてくれてると思う
栄養のこと、情報中毒、インターネット依存とか他にも色々と気付きが多くて自制に役立ってるよ
本当は言いたくないような過去の自分の失敗や過ちも隠さず言ってくれるから勝手に信頼してるよー!

・ジョージみたいに厳しい事言ってくれる人が今は本当に少ない。
自分は、堕落しまくりで、人が見てないから、自堕落やりたい放題なヤツです。
でも同時にこんな自分とはおさらばしたい思いがあった中でジョージの動画に出会って、徐々に徐々に変わり始めてる。

・ジョージの動画に関わらず、見たくないなら見なければいいと思う。
本当に今の世の中これにつきる。
見る自由があるんだし。
ジョージこれからもコーチング頼む。

・その瞬間だけ聞こえの良い言葉を言ってくれる人と長期間自分たちのことを考えて厳しく言ってくれるジョージ
どっちが優しいかは考えるまでもないね

・何でジョージって弱者男性を下に見て煽って優越感に浸ってると思われてんのか、古参の俺には分かるジョージは弱者男性を救おうとしているということ、現に俺はジョージに救われた

・「男らしさなんて男の勝手な思い込み。貴方は弱男のままで良いんだよ。貴方みたいな弱男なんて絶対選ばないけどねwww」
これが女さんの仕掛ける残酷な罠。

・統計も切り口によっていくらでも印象操作ができるものです。どちらの言葉に重みを感じるか、どちらがリアルなのか。このビーフ、どちらがリアルか明白だと思います。『やるべき事をやる、自らの為に』これを唱え続けてくれて安心しました。自分はこれからもジョージさんを応援していきます。がんばってください。

・ジョージに喝入れられてから筋トレ、オナ禁、食生活の改善、睡眠時間の改善、他にもジョージが言ったこと全部やってみたら、これまでの絶望してた人生が一変した。
自信がついたから色々な人とも喋れるようになって、もちろん最初は失敗したこともあったけどそれも含めてどんどん自分が成長してるって実感してる。
俺がここまで人生を明るくできたのは、間違いなくジョージがキッカケをくれたからだ。
ジョージありがとう。

・俺はジョージの動画を見て変われた。23年間彼女無し、精神病患ってる自分がジョージを見始めて男磨き始めて今は大学に入り直して大学で1番モテてるし自信が漲ってるよ。人生が変わった。それは動画を発信してくれているジョージのおかげです。ありがとう。ジョージらしく信念貫いてください。心から応援してます。

・ジョージもサトマイも「理想の姿に向かって努力するのは良いこと。ただ掛け違えると返って自分の首絞めるよ」って意見で一致してんだよな。
今回はサトマイの釣りタイトルのせいで話が拗れてる

・ジョージの活動の"方向性は"一切間違ってない。応援してるし尊敬してる
批判にめげずに、受け入れて改善できるところは改善していってハイTで活動続けていって欲しい

・ジョージのおかげで毎日楽しくなってきたんだ
元気出してくれ

・みんな安心しな。
俺の周りでもジョージ見てるやつめっちゃ増えてるけど実際に行動に移してる奴ほぼいない。
なにか習慣を変えて継続してたらそれだけでtop1%

・2年前に鬱で引きこもって昼夜逆転して1日中YouTube見てる時にジョージの動画に出会った。その日を境に段々と社会復帰できて人生変われたから本当に感謝しているよ。

・いちジョージファンとして、サトマイさんへの批判の趣旨がズレてる奴多すぎてちょっと驚いてる。
まずあの動画の趣旨はジョージのスタイルへの否定でも何でもなく、ジョージの意見を一通り踏まえた上で関連する注意点について留意しようってだけの内容で、弱男でいいって思わせる側と男磨き推奨側って捉えている人は極度に物事を単純化し過ぎていて認知が歪んでる。
元よりジョージのコンテンツは言わばパワー系ひろゆきみたいなスタイルで、言葉に責任を持つわけじゃないから好き勝手言う情報の中で使える情報とそうでないものを取捨選択できる奴が自己責任で観るのが健全で、盲目信者化するのは違うよな。
ジョージ好きなら尚更ジョージの言う事の何が有益で、どの部分の認識にズレがあるのかを考えて批判的思考で観るべき。

・ジョージはADHD傾向があるって言ってたし、人見知りだったり、自意識過剰だったりしたんだよね。
だからそれを改善し、普通に生きられる術を学んで、実戦して変えて来た。それを教えてくれてるだけで
俺も長年苦しんで来たし、まだ苦しんでるが、筋トレ、瞑想には本当に効果を感じる。
精神疾患や発達障害などの改善にも、睡眠、運動、食事、瞑想は良いって共通して言ってるしね。
発達障害の傾向が強いけど、グレーゾーンの人には本当にやる価値があると思う。
長年クズ呼ばわりされてきたが、クズのままで死にたくない。
生きる希望をくれて、ありがとうジョージ!

・一見上から不安を煽っているスタイルのようで、
根本が他人に優しくないと、ここまで本気で鼓舞させようとする言葉は出ないと思う
あと、本人もまだ安心できないというのが見え隠れてして可愛げがあるというか胡散臭さがない

・男性のモテは相対評価、すべての男性がモテることはない。
弱者男性を引き上げようとしても全体の雄の競争が苛烈になるだけだから、弱者は弱者のままであってほしいってのがモテてる雄の本音だろ。
ジョージがやってることはモテる人間からすると「しっ、言うな」ってことばかりだから、男女界隈でいう”弱者”がいっぱいいるおかげでかろうじてモテてる人間からすると危機感を感じるだろうな。だからお前はお前のままでいいそのままでいてくれと、安心させようとするわけだよ。
ジョージは暗黙の了解、1つの禁忌を破ったのかもしれない。ジョージみたいに本気で変えようとしてる人いないからな。

・統計学の動画で言われているのは「有害な男らしさ」
男磨き(プロセス)と男らしさ(結果)は全く違う

1. 男が期待されているもの(強さなど)は生物学的に「理にかなっている」
2. 1を満たすための男磨きは正しい
3. 2の結果得られる「男らしさ」のベクトルを間違えた結果としての「有害な男らしさ」が存在することも統計学的に正しい

当然ながら「やっぱり男らしさって有害なんだ、じゃあ好きなことしてダラダラ生きよーっと」は間違いである一方、男らしさを間違ったベクトルに向けてはいけない
まぁ何が言えるかといえば、筋肉は裏切らないし筋トレしようぜってこと

自分用

0:54 挨拶
3:02 ガチ恋距離
8:17 いつもの
18:30 男磨きの意義
25:20 厳しいって
26:17 本当の有害とは

・僕もサトマイの動画見た。サトマイの分析力はすごいし為になる動画がいっぱいある。
ジョージに関してもその通りの部分もある。 けど戦時中みたいに無理やりジョージが言う通りに強制されとるわけじゃない、誘惑や依存に負けてしまっとる男がジョージ聞いてやる気出して少しでもまともに生きたい男だけが見ればいいからなんの害も無いと思う。
動画見てない時も思いだしてやる気でる事がある。それだけで見てよかった。
たまに旅行したり、祝うことがあって酒飲んだり、家族や友達とたまーにゲームしたりはいいけど、自分をダラダラと甘やかすことを幸せって思わんし、寧ろ堕落しているときほど苦しい。やることちゃんとできとる時のが圧倒的に気分が楽。無理しない範囲でやれることやってかないと結局は何もしなかった人が苦しむ。

・サトマイもジョージも好きだからチャンネル登録しているんだけど、このやりとり本当におもしろい。サトマイの動画はジョージが常日頃から言ってる部分とズレてると思うし、そもそもこういうアンチら人気になってきた証拠だから、前を向いて頑張ってほしい。俺も頑張る。

・ジョージもサトマイも大バズりする前から好きなのに、こうなってしまうのは悲しかったサトマイみたいに、直接言ってないけど「お前の活動は4サツに追い込んでるよ」って、ジョージを超表面的に知った気になってバカにする人は散々見てきた。それを切り抜きやサトマイみたく影響力あるチャンネルや人間が、ネットリンチを煽る構図に嫌気が指す

・ジョージへの批判があるのは仕方ないけど、全否定する人を否定したい。僕はまだ全然理想の自分へ辿り着けていないけど、ジョージのお陰で前を向けたから凄く感謝してます。

・こいつの動画見ると鼓舞されたり確かにモチベーションにはなるけど、どこかパッションがすぎるというか科学的なエビデンスに乏しいことばかり言ってる気がして宗教のように感じられる。それでいうとしっかりアカデミックに動画を作っているサトマイさんの動画のほうが説得力ある

・俺もジョージに救われたよ。

・ジョージに出会う前はポルノ、SNS、ゲーム依存で運動も全くしてなかった。ジャンクフードやジュースや酒もたくさん摂取してた。それが別に悪いことだとは思わなかった。

・でもジョージに出会って現代社会がいかに歪んでいるか知った。ジョージの言うことは何一つ間違ってなかった。男磨き始めてから明らかに自分のコンディションが変わった。世界が明るくなった。最初はきつかったけどやってよかったと思ってる。これからも磨き続けて自分が幸せになる未来がもう見えてる。

・ジョージ、ほんとにありがとう。

高杉先生のチャンネルから来ました!
そしてサトマイさんの動画を見てから来ましたがサトマイさんは『最悪な男』『邪悪な外人』『あなたのせいで…』なんて一言も言ってないのに冒頭の挨拶から自虐が多すぎて…そんなに落ち込まないでください
コラボ楽しみにしてます!

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・・・・と、長々と視聴者のコメントをあげてみた。


スピリチュアル業界と情報商材業界との類似性


コメントを読みながら、思ったのは「スピリチュアル」に傾倒する心理、「稼ごう系情報ビジネス」を信奉する心理との共通パターンがあるな、ということ。

筋肉を鍛えることの有効性は枯れた中高年にも・・・

自分も2ヶ月ぐらい前からジムに通っているが、ちょびっと胸筋がついてきた。ジムに行くと、ストレッチなどもやるので健康には明らかにプラス。
瞑想、睡眠、食事・・・いずれも重要なことだし、ネットやゲームに溺れる生活からジョージのコーチングによって救われた人間がたくさんいるのも事実だというのはわかる。

筋トレや瞑想、食生活の改善、良質の睡眠を取る、ネットやゲームに耽溺しないなど、心身に良いと明らかなことを「やればいい」わけだが、難しいのは、そういう自分に切り替えるための力強いモチベーションを人間、なかなか維持できないことだろう。

モチベ維持のためにはコーチングが必要?

スピリチュアル・ビジネスも、情報商材ビジネスもそうした「一人ではモチベ維持がなかなか出来ない人間のサガに付け込んだ(という言い方は少し意地が悪い言い方だが他の言葉が思いつかないので…あ、「利用した」でもいいかな?)ビジネスという側面はあるだろう、と。

「モテたい」は根源的欲求?

女性にモテたい、という願望は多分、生物としての種の保存維持本能に根ざした根源欲求に現れでもあるだろうから、ジョージのコーチング・サポートに需要があるのは頷ける。
そして「モテたい」をモチベにすること自体何ら悪いことではない。

ただ、「マッチョイズム」に陥るのは危険…というサトマイの警告も正しい。


〈差別化〉より〈固有化〉へ


スピリチュアル業界や陰謀論業界に共通する最大の問題点として、優越意識を煽る差別化ビジネスというのがある。(WEBマーケティング業界でこの「差別化」という言葉が当たり前のように使われているが、その本来意味するところは〈固有化〉だと理解している。〈差別化〉という言葉を使うのは誤解を広めるから使わない方がいいと思うのだが…)

ここで言う「スピリチュアル業界や陰謀論業界」に存在している優越意識を煽る〈差別化ビジネス〉と言うのは、例えば陰謀論だと「自分は一般人の知らない真実を知っている」と言う主観的思い込みに耽溺して、他者を蔑視し、優越意識を得て人を見下すことで自己を安定させる、みたいな心理効果を与えることで利益を膨らませる金儲け手法である。
これは端的に言って麻薬と変わらない。エゴが異様に歪み、最終的には行き詰まりしかない。

固有化には競争意識は必要ない

この現実世界というのは、「上位1パーセントが、99%の利益を吸い上げて富を増やす」構造になっている側面が存在する(あくまで一側面に過ぎない。本来の経済はそういうものではないだろう)

ジョージの思考には〈1%のモテる男になるために努力する〉という競争意識を煽るシナリオが、モチベ維持のプログラムに組み込まれているように思える(よく知らないのであくまで推測に過ぎない)

競争意識を活用しないとモチベーションを高められない、というのはちょっと歪んでいるな、と思われる。

固有化というのは、あくまで自分の本来性を発揮するという価値観だから、「他人と自分を比較する必要がない」からである。


自分の〈固有性〉を発揮するのに競争原理は全く必要ない


自分の〈固有性〉を発揮するのに競争原理は全く必要ない。

優越意識自体が相対的なものに過ぎない。(優越意識を維持するのに「劣等」な存在を必要とするし、人を蔑視すること自体、自分と人を比較しているわけで・・・自他の優越などそもそもない。固有性の差・・・多様性があるだけである。

〈自分も他者も生かす融和〉の原理がメインになっていくだろうと予測

〈競争原理による原動力の最大利用〉というのは、古い時代の常識であり、新しい時代にはそれは無くなるだろう。
 新しい時代の常識は〈自分も他者も生かす融和〉の原理がメインになっていくだろうと予測される。

「合わない人」への決めつけはどうかと・・・

 ジョージのコーチングで「変われる人」もいるが、「合わない」人もいる。

 問題点は「合わない人」を弱男と決めつけたり、向上心がない自堕落を好む人間と決めつけたりしている点ではないか?

 筋肉を鍛えることは、「モテたい」という欲が程よく枯れた自分のような中高年にとっても有意義である。(運動しないと筋肉は加齢によって落ちていくし、筋肉は水分保持にも役立つ。そして水分保持が、認知症予防、ボケ防止の役にも立つ。良質の睡眠、健全な食生活への改善もしやすくなる。なので、自分が行っている田舎のジムには案外、中高年、高齢者も多い)


サトマイ動画

【メンズコーチ ジョージ】「男らしさ」の追求で自●率が上がります。男らしさの有害さについて解説

ジョージと幹弥へ:概要欄見ろ



別稿予定
・〈ビジネスの分極化?〉・・・ 「金儲け至上主義」で突っ走ることをビジネスと思っている(勘違いしている)人もいるし、「価値提供によって対価を得る」システムとしてビジネスしている(真っ当な)人もいる → 善悪判断はさておき、現行の社会では前者が多い。それは構造的問題として捉えるべき。しかし、この構造は変化していくと予測される。

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