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闇の世で いかに生きるか 世捨て人

 引きこもりではないが、それに近いメンタリティで長年生きてきたように思う。

 自分が〈世の中の普通の価値観とは異質な〉人間だと自覚し始めたのは小学6年生頃からだ。

以来、異端の道を歩いてきた。数十年の長き渡り……

かろうじて社会適応はしてきたけれど……

 数年ほど介護職をしていた。やりがいのない仕事ではないが、介護業界の歪みを思う存分、思い知らされ、それはそれで病んだ日本の現状の一端が体験出来てよかったのだが……年齢的に夜勤がきつくなり、今は送迎運転手の仕事をしている。若干ながら親の介護や家事もしているものの、「やりたいことをやる余裕」を手にしている。

 というわけで、わたしの〈社会不適応症候群〉も年の功というのか、年季がいって、それなりの折り合いをつけられるようになって・・・・今は、インターネットで表現活動もできるわけで・・・

 おもうのだが、仮に、自分が〈一応の社会適応の要領を得た世捨て人だとすると自分が世を捨てたのではなく、世の中が自分のような〈異端者=少数者〉を捨てている、というのが実態だという実感がある。

 自分も還暦まで一年と3カ月という年齢になり、残り人生僅かなので、〈いつの時代にも一定数生まれてくる、自分と同じタイプの『少数者』がこの社会で自分を殺さず、生命をまっとうするスベや理(ことわり)〉について発信しておこう、と思うようになった。


次回 〈自分マーケティング〉という発想




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