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ほんとうの西野亮廣は愛の人だった

YouTubeを見ていて、今まで名前と「芸人で絵本作家」ぐらいしか知らなかったキングコングの西野亮廣の話に引き込まれた。
そして「この人、愛の人だな」と思った。

「エンタメで世界を取りたい」というのが目標だから、銀行員と話が噛み合わなかった経験から、世界を取るためにはこの人にも応援して欲しいから「正論で押し切るのはやめよう」と思ったという。
 切り替えの柔軟さ。すごいな、と思った。

芸人、マーケター、絵本作家、オンラインサロン運営・・・西野亮廣が全ての分野で成功している秘密は、カタカムナでいうところの「マノスベ」の法則を体感的に察知し、それを具象的な世界に落とし込む能力の高さにあるようだ。

素直さ、というのか。こだわりのなさ。目的意識・・・目標設定に対するカンのよさ。

西野亮廣の「金と夢」という本が売れているらしいが、内容は究極のマーケティングの本と言ってもいいような内容である。

西野のすごいところは、このマーケティング理論が、机上の空論でも誰かの思考の借り物でもなくて、自分で考え、実践し、検証し立証した理論であることだろう。

ざっくり説明すると、「いわゆる適正価格より高い商品をお客さんが買う場合、その対価を払っているものは〈モノとしての商品〉ではなく、〈意味〉である」と説明する。

「ふた通りの意味の内の一つは、クリエイターの夢(目的地へ向かう思い)の実現と現状の差を埋めようとしてる意気込みみたいなものへの共感=応援(夢の実現に参加しているという意義)を購入している」という。

 (この心理は、少年漫画における「共感作用」、いわゆる自己投影、仮想シンクロに繋がっている?)

 業界マーケティングでよく語られていることも含まれているのだが、西野の理論は、一つの理論体系としてのまとめ方が美しい。思考、理論展開が美しい。数学の公式を心地よいストーリーで展開しているような感じである。
(さすが絵本作家だな、と)

【要約】夢と金【西野亮廣】

【西野亮廣】物事を前に進めたい人は●●を辞めたほうがいい




夢と金 (幻冬舎単行本)

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「まえがき」より

「夢か?金か?」という議論をキミのまわりの連中は繰り返すだろう。
耳を傾ける必要はない。あんなのは全て寝言だ。
「夢」と「お金」は相反関係にない。僕らは「夢」だけを選ぶことはできない。
「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ。

もしも、キミの両親や学校の先生が「お金の話をするな。はしたない」と言ったなら、彼らのことは軽蔑した方がいい。
もしも、貴方が子供達に対して、そのような言葉を過去に一度でも吐いたことがあるのなら、猛省し、子供達に正面から謝罪した方がいい。
 
日本の「自殺率」「自殺の原因」「犯罪の動機」を見ると、それがいかに畜生道に落ちた言葉なのかが分かる。
貴方の言葉は、自殺と犯罪の後押しだ。
貴方の言葉は、「夢」を殺す作業だ。

なぜ、貴方は夢を諦めた?
なぜ、貴方は他人を妬む?
なぜ、いい歳して不毛なアンチ活動に励む?
答えは分かっているだろう?
だったら、なぜ、それを子供達になぞらせる? 

逃げるな。
今、この国に足りていないのは『希望』だ。
希望をもつためには、夢を語り、「お金」を学ぶ必要がある。
子供は勿論、子供に背中を見せなければいけない大人もだ。

「金の話ばかりしやがって」と言うのなら、分かった。
だったら、僕よりも大きな夢を語り、行動している人間を連れてきてくれ。
それができないのなら、話を聞いて欲しい。
耳障りの良い話はしない。
夢を繋ぐ為の本当の話をする。80分あれば十分だ。

西野亮廣(キングコング)


編集者より

――エンタメを作るだけでなく、自ら、それを展開するためのビジネスモデルのデザインまで行い、圧倒的な実績につなげている西野亮廣の頭の中とは?――

始まりは一冊の絵本『えんとつ町のプペル』。異例の制作方法で生み出し(クラウドファンディングで制作費を集め、30人以上のクリエイターと共同制作)、過去にない宣伝活動で注目を集めた(全文をネットで無料公開、世界中の子供たちに自腹で寄付、収録したページを「光る絵」として世界での個展を展開など)。
さらに、映画「えんとつ町のプペル」では、製作総指揮をとり、映画デビュー作にして動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たし、世界各国の映画コンペティションにノミネートされるなど快進撃。
また、ミュージカルや歌舞伎としても上演され、いずれも評判に。現在、ブロードウェイでの公演を目指して活動中。
えんとつ町のコンセプトで、ビジネス展開にも積極的だ。西野発のNFTでは、2022年10月31日にNFT取引量世界一を記録。その他、町づくり、飛行機ホテルなど、特徴的な活動からも目が離せない。
西野亮廣の着眼点、発信力、行動力は、今や世界レベル。アメリカでの講演においても、質問が次々飛んでくるほどだ。
作品の創作だけでなく、ビジネスモデルのデザインまで考え、作り出し、動かし、数字を出していく西野亮廣の頭の中が、一冊の本に!
(カバー仮画像 撮影 /鞍留清隆)

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↑ この本は、サンプルを読んで胸を打たれて思わず買ってしまった。



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