うまくいかなかった胚移植、身体を整えて再チャレンジ!
ご出産時のご年齢
40歳
漢方治療期間
8ヵ月
ご妊娠方法
体外受精
当店にいらっしゃるまでのお気持ち、漢方を始められたきっかけはどんなことでしたか?
不妊治療を始めて体外受精をしたが着床せず、年齢や今までの生活を振り返ると体内環境を同時に整えた方が良いのではないかと思った。
体内環境を自然な形で整えたいと考えた時には漢方が良いと考えた。
不妊に力を入れていて実績がある漢方のお店を探して誠心堂薬局さんを見つけた。
漢方を行う前までのご自身のお身体で気になっていたことは?
冷え、むくみやすい、不眠
漢方を行って、病院の検査・基礎体温・体調などは、どのような変化がありましたか?
基礎体温の高温期も安定してきた。
胃の不調が改善した。
当店の担当の先生とのご相談はいかがでしたか?
体の状態を的確に判断していただいて処方の微調整を行ってくれました。
精神的な不安も先生とお話することで前向きにとらえ楽な気持ちで治療に臨むことが出来ました。
ご出産された時、どんなお気持ちでしたか?
元気な赤ちゃんの産声を聞いて安堵と幸せな気持ちでいっぱいでした。
同じように子宝治療を頑張っていらっしゃる方へのメッセージをお願いします。
自分と同じ頃や後に結婚した人が次々に出産していく中で、年齢的な焦りやどうして自分は妊娠できないんだろうと、周りに明るくふるまっていても心の中では苦しい時もありました。
行き場のない気持ちになる事もあると思いますが先生や薬剤師さん、話せる人に気持ちを話したり、休む時間も作って頑張っている自分を労わってあげて下さい。
担当から
T.Nさんは始めていらした時は39歳で、すでに体外受精を始めていました。
一度の採卵で複数個の胚が凍結でき、何度か移植するも着床出来ていませんでした。卵巣機能が低下しているようでAMHもかなり低かったです。
体質をみてみると、とにかく胃腸の調子が良くなく消化吸収能力が著しく低かったです。自律神経も不安定な状態でした。
生理の色が暗く塊があり、またダラダラと出血が続く状態でした。
漢方医学的には脾腎両虚(胃腸や生殖機能が衰えている)による気血(エネルギー・栄養)不足と肝鬱による気滞血瘀(自律神経のバランスが崩れ血流が悪くなっている)と判断できます。
胃腸が弱い方は食べ物の消化吸収能力が低いため、身体のビルドアップと維持が上手く行かないことが多いです。さらに加齢的な要素が加わると臓器機能低下が現れやすいです。AMHが実年齢平均に比べ低いのはまさにこの様な理由があって起こる事です。骨盤内血流が良くないのも卵巣機能低下の原因の一つになります。
消化吸収機能と自律神経機能を整えながら、血流を良くし卵巣機能を上げる工夫を考えました。2ヶ月くらい漢方薬を服用して体調も大分改善して来たので、再度移植にチャレンジした結果めでたくご妊娠出来ました。
妊娠初期は不正出血やつわりにも悩まされましたが、そのつど漢方薬で調整を行い、安定期に入った頃からはほとんどトラブルもありませんでした。元気な赤ちゃんを出産なさったと聞いて一安心しました。
中医学アドバイザー 井上松春
薬剤師 早川友樹
誠心堂薬局 池袋店
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