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小ネタでGO! 4

久々の小ネタ集です。

14.「BABY IN CAR」は意味不明

これは結構有名かな。
「BABY IN CAR」と書かれたステッカーは、
「この車には赤ちゃんが乗っているからトロトロ走るかもしれないけど、煽らないでね」
くらいの意味で車に貼るのでしょう。
でもこれ、英語圏の人が見ると、
「『エンジンの中に赤ちゃんが住んでる』って、どういうこと?」
となってしまいます。
正しくは「BABY ON BOARD」なんですね。
(何でも横文字にすると馬鹿と思われますよ、日本語で「赤ちゃんが乗ってます」でいいのに)

で、よく聞くことですが、
「アメリカで交通事故があって、ドライバーの女性は救助されたが、車内に赤ちゃんもいたことをレスキューは知らず、救助が遅れて死なせてしまった。この経験から、ステッカーが普及していった。」
という話は実はデマ。
本当はアメリカの赤ちゃん用品のメーカーが、安全運転を促すためにこのステッカーを売り出したのが発端です。

まぁ、もっと意味不明なのは「水曜どうでしょう」のステッカーですがね(笑)。


15.悲しい対戦車犬

第二次世界大戦中に、ソ連軍は犬を兵器として使いました。
ドイツ軍の戦車を破壊するために、訓練された犬の背に爆弾を乗せて送り出したのです。
まず犬たちを集めて、エンジンをかけた車両の下に餌を置き、そこで毎日食事させることで「エンジンのかかった車両の下には餌がある」と思い込ませたわけですね。
犬の背中に固定した爆弾の上に、木の棒を立てた起爆装置を付けて、犬が戦車の下に入ったときにこの棒が倒れることで爆弾が爆発する仕掛けでした(タイトル画像)。

実際の戦場では、戦車や銃撃の爆音を怖がった対戦車犬がソ連軍に戻ってきて爆発したり、エンジンの違いのためドイツ軍ではなくソ連軍の戦車の下に入って爆発したり(ソ連軍はディーゼルエンジン、ドイツ軍はガソリンエンジン)、ドイツ軍が対抗策として火炎放射器を使ったりしたため、1942年に対戦車犬は使われなくなりました。
もちろん戦果がなかったわけではなく、地面スレスレを高速で移動してくる小さな物体は、阻止するのが難しかったのです。
それにしたって酷いことをします、イギリス人が聞いたら気絶しそう。


16.紫綬褒章を受章した高橋留美子は仕事の鬼

これもファンならご存知でしょう。
マンガ家の高橋留美子はプロ意識が物凄く高い方で、また原稿を描くのが物凄く早いことでも知られています。
原稿を落とすなんてとんでもない、締め切り間際になって「修羅場だ!」なんて言うマンガ家のことを、こういう人はどう見ているのでしょうね。

そんな高橋留美子がある時、病気で急に入院することになりまして。
当然ながらマンガなんて描けません、それで休載することになって。
その時、高橋留美子は何と! 悔し涙を流したそうです。
プロだ……
普通の感覚なら、「丁度いいや、骨休めしよう」と思うところで、ですよ。

そんな高橋留美子は独身です。
噂では、若い頃に悪意のある人間から外見のことを貶され、それがトラウマとなって男性を避けているとか。


17.ハイチオールCは二日酔いの薬

これ、意外と知られていないから書きます。
1972年に市販が始まったハイチオールCは、L-システインの肝臓に対する解毒効果で二日酔いに効く薬として人気がありました。
この薬は飲みすぎたとしても尿から排出されてしまうため危険性が低く、私は若い頃に酒を飲み過ぎたとき、「こりゃ明日はヤバいな」と思ったら寝る前にハイチオールCを飲むようにしていました。
元々私は二日酔いをしにくい体質でしたが、ハイチオールCのお陰で二日酔いで苦しんだことはほとんどありません。

そして肝臓に対する作用からメラニンの生成を抑える効果があること、メラニンを無色化する効果があること、肌の新陳代謝をよくする効果があることから、しみ・そばかすに効く薬として売出し大ヒットしたのです。
そしてその後は成分を多少変えることで、バリエーションも増えています。
本家は今年リニューアルされて、「ハイチオールCプラス2」という商品名になっています。
L-システインを使った薬は他の製薬メーカーからも色々出ていますが、「二日酔い」というワードがあるのはハイチオールCだけです(他メーカーが許可申請をしていないため)。


今回はここまで。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

ーーー 追記 ーーー

リンクを貼っておきます。


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