普通の洗剤は悪か?
食物をまるごといただくホールフード講座で、食を学びに行ったのに始まったのは環境汚染の話だった。
環境汚染の話を無視して食の話なんて出来ないという熱量がすごかったので覚えている。はじめて聞く内容でも無かったけど「知っている→理解した」に腹落ちしたのはこの時だったと思う。
それからというもの、何となく自然ではないアイテムは「悪」のような気がして、出来るだけ視座を高くもって環境を汚さない自然系アイテムを好んで選別してきた。
グレーが好きなので、善悪で物事をきっぱり判断するのは好きではないけれど、これについては「悪」じゃないかと思っている。
洗濯の洗剤は「浄」を使っている。シャボン石けんは、前もって泡立てるのが私は面倒なのと石鹸香があまり得意ではなくて「浄」に落ち着いた。自分のお店にも仕入れるくらい好き。
食器洗剤はシャボン石けんを使っているけど、正直石けん香と石けんのぬめりが強く水切れも悪い。油汚れもキュッキュとすぐにはならない。他の自然系食器洗剤も総じて、泡立ちが少なかったり何かと欠点がある気がする。
こういった自然系のアイテムに対する不満は、そうじゃない進化系アイテムと比較できる時代だから使用感が欠点と思ってしまうのは仕方ない。(進化系アイテムの方が使用感が良いのは当たり前)
欠点さえも理解して、頭の中には常に巡り巡って循環してくる未来の自分を守るためだと思って使っている。(なにを大げさなと思う人は本を読んだ方が良い)
突然、我が家のラグから生乾きのような異臭がしだした。あの手この手で何をどうしても取れず(もう8年目だし…捨てるか?)と思ったけど、普通の洗剤を試してみることにした。
一発で取れた!!魔法よ・・・!!
大好きなラグを捨てなくて済んだし、悪臭リビングからおさらばできたけど、実験心で使ってしまった罪悪感が残ってしまった。
でも臭い取れなかったら捨てていたしそれはそれで環境にとってどうなのだろうか…モヤモヤ。
私ひとりでも1年で魚の1匹くらいは救えているのだろうか…と思って時代に抵抗してみてはいるが、あちらを立てればこちらが立たずで結局プラマイゼロな気もしてしまうけど、実験心はこれで最後にしようと思う。
生きている以上、日々何かしら汚染しながら生活しているけど。プラマイの度合いはともかく、畑を作ってみたりゴミを減らしてみたり、少しでも意識をそっちに向けて生活していきたいと思っている。