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20221121 「置いておく」こと

朝のあまりの寒さに布団を追加したら、朝までぐっすり眠れた。日中は予定のない日ではあるが、早めに服を着替えて、朝ごはんをつくり、珈琲を淹れた。月曜日なので今週から来週の予定を手帳で確認……しようと思いはしたものの、今週はあまり人との約束や面接が入っていないために、まあ頭で覚えていればいいかと後回しにする。最低限のなすべきことを午前で終え、午後はどうしようかなと考えながらぼんやり「上田秋成の怪異の正体 雨月物語の世界」を読んだ。

新しい仕事が決まるまでの、宙ぶらりんの日々を、純粋に楽しめるほどには強くない。先週までは心配事に囚われることもあった。

最近のカウンセリングでのテーマは「置いておけるようになること」。怒りも、焦りも、つらさも、全部、一旦横に置いておいて、味わったり、別のことに集中したりできるようになる。先週、不安が最高潮に達した時には、いくつかの対処をして気持ちが落ち着いた。今朝も、こうやって、本を読めているし。少しずつ、できるようになっているのかもしれない。

小説作りについて、時々考える。今度は長編の小説を作れるようになりたいと思って、毎日少しずつ取り組んでいるのだけれど、なんだか後ろめたさがある。転職活動のことばかり考えているべきではないかと感じてしまう。この趣味を隠しておかねばならないこと、恥ずかしいこと、お金を稼ぐ仕事よりも劣位にあるもののように捉えてしまっているんだなと思う。こんなことやっても、意味ないと思ったりもする。自分のこととなるとそんなふうに考えてしまうのに、それしか考えられないような感じで小説作りに邁進している人には憧れて、羨ましく感じたりもする。ちょうど文フリもあったタイミングだったので、余計にそう思ってしまったのかもしれない。

仕事探しも、小説作りも、すぐにうまくいくものではない。どうしたって時間がかかる。しかも仕事探しの方は、今までやってきたことの延長上の仕事ではないことにトライしているし。

多分きっと、「焦らずじっくり」をやれるようになろう!というタイミングなんだと思う。いつも私は短気で、すぐ結論を出したがり、うまくいかないと切り捨ててしまう。でも、それがいいこととは限らない。続けられることの意味もある。その練習のつもりで、やっていこう。

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