〖小説〗 あたたかくて甘い香り
1.初めに…
こんにちは!あやです🍫
noteって、ブログだけでなく小説等を書いてる人も多いようですね( ˊ꒳ˋ ) ᐝ
ということで今回は恥ずかしながら短編小説を書いてみました…!
好評ならまた書きます( ˙꒳˙ )ゞ
レミ咲要素たっぷりの、書いてる私が恥ずかしくなるような小説 是非ご覧下さいっ!
…Hシーンはないですが恋愛系含みます。ご容赦ください。
2.あたたかくて甘い香り
──幻想郷は弥生ももう残り半分に迫り、だんだんと暖かくなってきている。
庭にもうっすらとあたたかな春の香りが感じられる。
といってもまだリリーホワイトは飛び回っていない。
……今年は福寿草が入った紅茶は飲みたくないわね。
パチュリーが「暖かくなってきたせいでアイツ(魔理沙)がまた盗みに来るようになったわ……」と肩を落としている。
春は新摘みの紅茶を嗜めるいい季節だと思うのに、彼女はあまりよく思っていなさそうね。
そうだ、気分を上げてあげるためにも今度館のみんなでお茶をしましょうか。
最近居眠りばっかりでサボってる美鈴は誘わないけど。
それにしても今日も幻想郷は平和だわ。
妖夢達も春を集めていないし、守屋の連中も大人しい。
少し変わったことといえば…… そうだ、ここ最近ずっと咲夜が夜遅くまで起きているし、甘い香りがしている。
いつもの香水の香りじゃない、甘いスイーツのような香り。
聞いても誤魔化されるばかりでその理由が全く分からない。
私に隠れてなにか怪しいことでもしようとでもしてるんじゃないかしら……
丁度いいタイミングなこと、今日こそは聞きだしてみせr……
今は咲夜の 自主規制 が平たくてもいいわ。
ただただ目の前にいる、甘いチョコの香りがした咲夜を抱きしめたいの。
私のためにチョコを夜遅くまで、一生懸命つくってくれてとっても嬉しいから……
ここ最近咲夜から甘い香りがしていたのはこのせいだったのね。
少しでも咲夜を疑った自分を責めたい。
……いけない、メイドに抱きついているなんて紅魔館の主としての名が落ちるわ。
咲夜も流石だわ、さっきまで顔を赤らめていたのにもう冷静さを取り戻している。
……もう少し甘えてくれてもいいのに。
──紅魔館のバルコニー、忠誠なるメイドを抱き締めた館の主は先程の頬を赤らめた様子とは打って変わり図書館にいるあの彼女と共に肩を落としていた。 fin.
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