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【ドラマを執筆する手順①】ドラマに執筆する「テーマ」の決め方

前回の記事【手順⓪】では、匿名性自伝サービス「Arkchive(アークカイブ)」に自伝を作成するためにはドラマの執筆が必要になることを解説しました。

本記事では、ドラマを執筆するときの「テーマ」の決め方をご紹介します。

 久しぶりに昔のことを思い返す工程ですが、けっこう楽しいものです。 

気軽に進めていきましょう!

1.「テーマ」を考える

いきなりドラマを書くことを想像したところで、「人生のどの思い出について書けばいいか?」悩みますよね。まさにドラマの「テーマ」が決まらないという最初の関門。 

そんなときは一旦立ち止まり、自分のこれまでの人生を分解して考えてみましょう。 

3つのパターンがあるので、本記事の例にならいつつ、合計10個ほど「テーマ」の案を書き出すことをオススメしています。

1.1. 自分の人生を年代別に分けて考える(→幼少期、小学生、中学生・・・20代、30代、40代・・・など)



<具体例>
1.) 小学生の頃、犬と過ごしたことは、人生の大きな経験になったな。
2.) 高校生の時に、フィリピンに留学したことは人生のターニングポイントだったな。
3.) 社会人になって、慣れない業務を頑張ってた時の気持ちも、覚えている時に書き留めておきたいな。



1.2. 日々の生活を分野に分けて考える(仕事、人間関係、趣味、家族行事、式事・・・など)



<具体例>
4.) 趣味のフランス語の勉強を頑張ったことは自信になったエピソードだな。
5.) 学生時代のカフェでのアルバイトは、働くことの大変さを初めて実感した思い出だったな。
6.) おばあちゃんとの思い出もたくさんだな。(特におばあちゃんのお別れ会を親戚全員で行ったことは、心に残っている家族のエピソードだな)



1.3.さらに、最近あったイベントから「テーマ」を連想する方法もあります↓



<具体例>
7.) 高校時代の友達と久々に会うので、その子と受験勉強を頑張っていた思い出を書こうかな。
8.) お土産でドーナツをもらって思い出したけど、お母さんが作ってくれるドーナツが大好きだったな。その思い出を記録しておきたいな。
9.) 旦那さんの異動について行くために、仕事を辞める決断をした友人の話を聞いたな。女性のキャリア問題について、自分の経験を執筆しておきたいな。
10.) アークカイブで他の人が尊敬している有名人について書いていたから、自分が学生のころに憧れた政治家についてその当時の思い出を踏まえて書いてみようかな。 



このように、ぼんやりとしながらも、ドラマに書く「テーマ」の候補が湧いてきました。 

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完全な余談になりますが、こういった過去を思い返す場合、能動的に思い出そうと意識しがちです。もちろんそれも大切ですが、電車や車での移動中の空き時間に突如ひらめく「テーマ」も面白かったりしますよね。

2. 「テーマ」を一つに絞る

「テーマ」の候補が出てきたところで、いよいよ自伝に書きたい「テーマ」を一つ決めます。
 
選ぶときのポイントは、「自分の人生を語る上で絶対に外せない出来事や思い出は何か?」になります。とはいうものの、考えすぎると逆に決まりません。
 
つい悩んで進めないときは、前提の知識として、匿名性自伝サービス「Arkchive(アークカイブ)」は合計100件/人のドラマが執筆できることを知っておくと良いでしょう。「テーマ」を選ぶ心理的なハードルが一気に下がります。
 
では、さっそく一つ目のドラマの「テーマ」を、「テーマ」を選んだ理由を添えて書き出してみましょう。本記事の例も載せていますので参考にしてみて下さい↓


<具体例>
【テーマ】
書き出した10個の「テーマ」についてどれも書いてみたいけど、今回は「2.の高校時代のフィリピン留学の思い出」にしようかな!
【選んだ理由】
当時の自分にとって「高校時代のフィリピン留学」は全てが初めての体験で、書く内容も充実してると思う



このように、複数の「テーマ」で迷ったときは、まずは直感から選んでOK。今回外れた「テーマ」は次の機会に執筆すれば良いので、現段階では気軽に進めていきましょう。

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以上、今回の【手順①】ではドラマに執筆する最初の「テーマ」が決まりました。
 
もっとも、かなり曖昧な基準で「テーマ」を決めたため、今後の方向性に不安を覚えた読者もいるでしょう。そこで次の【手順②】では、選んだ「テーマ」を通してドラマ文章に書いていく「エピソード」や「趣旨」について深掘りしていきます。

【手順②】ドラマの「趣旨」を考える


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