#3 より良いバージョンの私
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テッド・チャン「息吹」収録の「不安は自由のめまい」。
表題作もシビれたけれどこの一編もすばらしい。「あのときこんな選択をしていたら」という世界線を具現化するプリズムという装置をめぐる話。
この世界が無数に分岐した世界の1バージョンに過ぎないとしたら、人間の決断に意味はあるの?という問いかけ。そして、意味はある!という答え。
ラップなどの歌詞でときどき”best version of me/myself”とか”living my best life”という言い回しをすることを思い出した。めざすなら、よりよいバージョンの自分。
Albert Costaのバイリンガル脳本、ケリー・マクゴニガル本は引き続き読み中。グロービスのMBAマネジメントブックのマーケティング箇所をちょっとだけ。
くるりのGuiltyという歌の冒頭の歌詞「いっそ悪いことやって 捕まってしまおかな」がなぜかたまに頭に浮かぶ。The World is Mineを通しで聞き直した。