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これまでFXで何度も口座を溶かしてきた3年目トレーダーが初めて185pips取れて気づいた「損小利大」を実現するための思考法。

はい、こんにちは。かもめです。
私はこれまで、「損小利大」が何より大事というのは頭ではわかっていても、その逆を行く「損大利小」トレードをしてしまい、何度も(そう、何度もね)口座を溶かしてきました。

しかし、今回のとあるトレードで、私が今まで感じていた違和感が氷解し、良いターニングポイントになりそうな兆しが見えたので、私と同じく「損小利大」ができず、「損大利小」になってしまっている人の一助になればと思い、noteに綴っています。

トレードの概要等については、本記事の本筋ではないので、別記事にまとめています。興味のある方は参照してください。

さて、本題に入りますが、いつも私はトレードの時、このような状況になっていました。

まさに「損大利小」街道まっしぐらなトレード人生を歩んできたわけです。

毎回、コツコツドカンを繰り返し、「損失をカバーできる利益は上げられないし、資金は減るばかり。いったいこの先、どうしたらよいのだろう。もうFXを諦めるしかないのだろうか。」とモヤモヤした思いでずっときていました。

これまで結果が出なかった理由について、自分としては、「トレード技術が低いために起こっていることだ。」と考えてきました。また、「トレード技術が上がれば、この問題は解決するはずだ。」とも考えていました。

しかし、今回のトレードを振り返って、ハッとしたことがありました。

「プロスペクト理論の沼に完全にハマっていたんだ。。。。」

プロスペクト理論とは、端的に言えば、「トレーダーは自らに有利な場面ではリスクを避けて、自らに不利な場面ではリスクをとる傾向にある」ということです。

今回のトレードは、長期足で強く意識されるラインに買いの指値を入れておき、仕事中に決済されて、買いが発動。しばらくの間、上昇を続け、チャートを見た時にはもうすでにある程度利益が出ている状況でした。

もし自分がこの上昇を目で見ていたら、いつものように間違いなく微益で利確していたと思います。

もう衝撃でした。
プロスペクト理論という単語の意味として知ってはいたものの・・・いや、意味だけ知っているというのは本当の理解とは言えない。

プロスペクト理論という言葉を知っていたからこそ、「自分はそのようなことにはならない。」と無意識に考えていたのは事実でした。

人間がトレードする上で、このプロスペクト理論を凌駕することはできるのだろうか。それとも一生、プロスペクト理論の奴隷として生き続けなければいけないのだろうか。

考えた末に行き着いた今のところの結論。つまり、「損小利大」を実現するための私の答えとしては、

です。

具体的な行動レベルまで落とすと、

  1. 長期足で意識される価格帯での反発を狙い、損切幅を少なくして指値注文(損切・利確注文も含め)を入れてPCを閉じる。

  2. 長期足で意識される価格帯での反発を狙い、裁量でエントリーしたら、損切と利確注文を設定して、MT4を閉じる。

などが考えられるかと思います。

万が一、指値注文に引っかからなければ、損をしたことにはなりませんし、注文後にシナリオ通りにいかなくても微損で済みます。そしてもし、シナリオどおりにいけばある程度の利益が望めます。つまり、損小利大が実現できるのです。

勿論、そんなに簡単にうまくいくことはなく、微損が続くことも多々あると思います。しかし、努力の方向性として、あれこれ手法を試して費やす時間が分散してしまうより、長期足で意識される価格帯での反発の仕方を見極めることやストップ狩りを含めてエントリーポイントを極めていくことの1点突破の方がうまくいくような気がしています。

また、この考え方を実行すると、利確注文に引っかからない可能性もありますが、数時間に一度チェックするようにすれば、損切ラインを建値に置いたり、利確目標に近ければ利確を確定してしまうこともできるかと思います。

なによりも大切なのはプロスペクト理論とともに生きていくこと。

自分のトレードシナリオは信じても、自分のメンタルは信じてはいけない。

これらことを大切に、相場から退場しないようトレードをやっていこうと思います。

分かっているつもりって、本当に怖い。

改めて大切にしよう。無知の知。