千葉ロッテマリーンズ2022 春野西武戦を終えて
高知県・春野での西武ライオンズとの練習試合2試合が終了しました。
2/26○ 4-2
2/27●3-4
という結果でした。
今年初めての対外試合黒星を喫しましたが、
選手、監督をはじめコーチ、スタッフの皆様お疲れ様でした。
この2試合で良かった点、気になった点をピックアップしたいと思います。
①佐々木朗希投手
まず、26日に先発した佐々木朗希投手。
異次元の投球を見せました。
3回無安打無四球7三振
最速は158キロを記録しました。
前回よりも、スライダー・フォークの精度が上がったように見受けられます。
その結果、真っ直ぐも生きて7三振。
もう手がつけられません。
更に、カーブでストライクが取れたのも収穫でした。
このように投球の強さ、引き出しがどんどん増えています。
もう結果で驚くことはありません。
オーバーペースと言われるかもしれませんが、
我々は彼のマイペースがわかりません。
今年の活躍が本当に楽しみでなりません。
②小島和哉投手
その佐々木朗希投手と開幕投手を争う小島投手。
2試合目に先発し、
4回6被安打無四球4失点(2被本塁打)
という結果でした。
西武ライオンズの高木渉選手に2打席連続本塁打を打たれてしまいました。
1打席目のレフトへのホームランは上手く打たれました。
2打席目のライトへのホームランは完全に捉えられました。
打たれたことよりも、
1打席目も2打席目も打ち取った当たりの走者を置いて(不幸な結果で許した走者)のものだったのが残念です。
チームの大黒柱になってもらいたい投手だけに、
チームとしてこのランナーは返さない!
という強い気持ちが見たかったです。
高木選手の次のバッター、古賀選手への投球も少し丁寧さを欠いたように見受けられました。
小島投手には、大胆に丁寧に攻めて欲しい。
大胆と雑は違います。
③投手陣は2試合で2四球
この2試合でロッテ投手陣が与えた四球は2個。
ライオンズ投手陣は、14個。
これは、本当に良い結果だと思います。
今年は全体的に四球が少なく、
それが今年の練習試合の好結果に繋がっていると思います。
④平沢大河内野手
今年生き残りを賭ける平沢選手。
打つ方では、4試合連続安打を記録するなど、
結果を残し始めていますが、
守備ではエラーやミス、送球難が露呈しています。
特にショートでの守備は、見ていて厳しいかと。
追いついての落球、
もともと不安視されていた送球難も改善が見られず。
これでは藤岡、エチェバリアに取って代わることは難しいでしょう。
ショートを諦めてセカンドに移ったとしても、
中村奨吾選手、アピールを続けるルーキー・池田来翔選手がいるので厳しいでしょう。
平沢選手が生き残る道はショートで結果を出すことです。
それには、他の選手より秀でた打撃なのか、守備の安定感を増すことなのか。
1日1本でもヒットが出ていることは評価できます。
打球の勢いが増せば、長打も出てくるはずです。
まだまだ諦められません。
食らいついて行ってもらいたいです。
⑤髙部瑛人外野手
アピールを続ける髙部選手。
この2試合でも、
1試合目でマルチヒットを記録し、
2試合目では2盗塁(1試合目も1盗塁)を記録しました。
特に目を見張ったのは、2試合目4回表の打席。
藤原選手が押し出し四球で出塁した後、
投手コーチが間をとった後の1球目をしっかりフルスイングできました。
※結果は空振りでしたが。
ここで初球を思いっきり振れたのは本当に良かった。
真っ直ぐしか無いところで、捉えて欲しかったですが、ロッテの若手が見送りがちなチャンスの初球を振れた。
天晴れです。
その後、13球粘る姿勢も良かった。
特にアップアップしていたライオンズ渡邊投手に対して、本当に苦しめる打席になったと思います。
ここで捉えていれば試合結果も変わったでしょうが、結果以上に内容のある打席でした。
9回の攻撃でも、
2アウトからエラーで出塁して、初球に盗塁を決める!
非常にアグレッシブな姿勢が良いですね。
外野守備位置の兼ね合いはありますが、
レギュラーに一番近い選手かもしれません。
⑥横山陸人投手
佐々木朗希投手と同期の高卒3年目の投手です。
昨年、2軍で好結果を残し、1軍デビューを果たしたロッテ期待の若手投手です。
サイドハンドから投じる、勢い十分な投球は本当に期待できます。
しかし、この練習試合ではピリッとしません。
27日の登板でも、池田選手の好守に助けられましたが、しっかりと捉えられています。
どうもボールに良いときの勢いが感じられません。
しっかり下で調整してもいいかもしれません。
廣畑投手、八木投手のルーキーコンビの出来にもよりますが、下でしっかり調整して1軍に挑んでもらいたいです。
今年初黒星を喫しましたが、
今年も高知での練習試合は無事終了です。
1試合目に出場した松川選手の活躍も見事でした。
松川選手がチームに与える影響はまた別の機会に記事にしたいと思います。
特に、今年の2軍の捕手事情の交雑を行いたいと思います。
また、お会いしましょう。
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