ビデオチャットで楽になる方法③ 外付けマイクを使ってみる話
内臓マイク
一部の高級ノートパソコンなんかはマイクやノイズ対策など結構気を使ってるものもありますが基本的には「最低限の音質」だと思った方が良いと思います。パソコン本体の電源・ファンノイズ等を拾ってしまったり、キーボードの打鍵音をモロに拾ってしまうなど問題も色々です。
WEBカメラのマイク
たいていのWEBカメラにはマイクが内蔵されてます。内蔵マイクよりはスペース的にも余裕があるので音質も多少まともだと思います（安いWEBカメラだと五十歩百歩ですが）。
内蔵マイクと違ってケーブルで接続されるので、ノイズ源となるPCから離して使うことができるのがメリットです。
イヤフォン・ヘッドフォンマイク（有線）
いわゆる「通話用」にマイクの付いているイヤフォン。イヤフォンマイクの良いところは「（イヤフォンなので）スピーカーの音をマイクが拾わない」というメリットがあります。イヤフォン用途で通話もできるタイプはケーブルがそこまで長くないので、取り回しが悪くなります。高級スマートフォンにオマケで付いてくるやつなんかは、以外と音が良かったりするので、しまい込んで忘れてるイヤフォンマイクがあったら探してみるのも良いかもしれません。
イヤフォンマイクは装着するとマイクがアゴの下に来るものが多いですが、マイクが服などに擦れるとものすごいノイズ音が載るので先方がビックリします。できるだけ動かないように気を付ける・クリップで固定するなど、ちょっと工夫をした方が良いかも。コールセンターで使うような、口元にマイクが来るモデルだとマイクの取り回しに気を使わなくてすむので楽ですね。WEB会議用のイヤフォンマイクには「マイク とイヤフォン兼用の4極プラグ」のものと、「マイクとイヤフォンが別々のプラグ」のものがあるので、マイクインのないＰＣではそのままでは後者は使えないので注意。変換プラグやマイクインイヤフォンアウトを外付けするＵＳＢオーディオアダプタが必要になります。
USBマイク
USBに差し込むとマイクとして認識されるデバイスです。手軽に使えて音質もそれなりお値段もそこそこ、ということでビデオチャット向きかと思います。マイクインのないノートパソコンなどでも、ＵＳＢさえ空いてればマイクが追加できます。
ワイヤレスイヤフォン（無線）
いわゆるAirPodsなどのワイヤレスタイプのイヤフォンに付いているマイク。AirPodsなどは分離独立型ですが、左右がケーブルでつながっているもの、片耳だけのもの、ヘッドフォンタイプのもの、と形状は様々です。ワイヤレスなのでケーブルの取り回しがないのが楽な反面、バッテリーで動作するので利用時間が限られているのがデメリットです。つなぎっぱで使うような場合などには連続利用時間を確認しておいた方が良いですね。サイズが大きいものは利用時間に余裕があるものも多いですが、あらかじめ充電しておくのは必須です。
車の運転やマラソンなどでワイヤレスイヤフォンとして使ってる人は流用できるものも結構あるので試してみるのも良いのではないでしょうか。
AirPodsなどの最新のワイヤレスイヤフォン/ヘッドフォンはノイズキャンセル機能や通話機能が強化されているものが多く、音質も良いものが多いです（お高いですが）。ヘッドフォンタイプのものは外部の音を遮断しやすいので、テレワーク中の作業用ヘッドフォンとビデオチャット用と併用でき、作業も捗ります。
オーディオインターフェース経由で接続
Youtuberや歌い手さんなど、音質にこだわりがある人は、オーディオ用の音質の良いマイクを使っている人もいます。オーディオインターフェース（オーディオキャプチャユニット）と呼ばれる機器を経由してＰＣに音を取り込みます。オーディオインターフェース側でヴォリュームや音質の調整が出来たり、BGMを他のデバイスから取り込んだり、と様々な使い方ができる機材もあります。XLRケーブルで接続するマイクを使う場合には対応するオーディオインターフェースが必要になったり、ＰＣ側でマイクの切り替え・設定が必要だったりと、多少知識が必要になってきます。
マイクやインターフェースなど一式揃えると結構なお値段がする上に、音質を求める天井知らずで高い機材が存在する、という恐ろしいジャンルですが、音質にとことんこだわりたい人にはお勧めです。
音質を突き詰めていくと「コンデンサマイクが良い」という話が出てきますが、ノイズ音を拾いやすいので「防音室並み」とは言いませんがよほど環境を整えられるケース以外ではビデオチャット向けではないと思います。
オーディオレコーダー
いわゆるデジタルレコーダー、つまり音声を録音するためのレコーダー付きマイク、というものですが、オーディオインターフェース機能が付いていて、ＰＣに接続できるものもあります。
それなりに良いマイクが付いていて、音量調整なども本体で調節可能で、ＰＣともケーブル1本で接続ができる、という手軽さと高音質を両立するデバイスです。外部マイクとしても利用できるのでデジカメで動画を撮る人なんかは一台持っていれば兼用できるのでお得です。
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