【フォロワー1万人記念】生ハム原木と暮らしてみた
先日、あるツイートがバズって、急にフォロワーさんが4000人増えた。
ついにフォロワーさんが1万人をこえたのである。
(なお、思ってたんと違うと思われたのか現在は1万人を切っている)
1万人。
会場でいうと、両国国技館やインテックス大阪の収容人数だそうだ。
もし自分が歌手で1万人を一斉に会したらすごいなと想像してしまう。
今のツイッターアカウントを解説して4年目で1万人。
1万人、ありがとーーーーーーーー!!!!!
ということで、フォロワーさんにはなんの還元もせず、お祝いをすることにした(おい)
以前からなにかの節目にと目論んでいた、生ハム原木を買うのである!!!
生ハム・原木・とは・何・か
生ハム原木、原木とはかかれているものの、もちろん木ではない。
まぁぶっちゃけ見た目が木っぽいのである。(あと高山地域でつくられていることも関係しているかもしれない)
生ハムは豚の足でつくられる。
詳しいことは、下記URLからみてもらうとして、大雑把には前足と後ろ足のものと2種類ある。
(さらにその中でグレード、等級がことなり異なった呼び名で呼ばれている)
前足を「パレタ」、後ろ足を「ハモン」と呼ぶ。
今回購入したのは「パレタ・セラーノ(パレタ:前脚の・セラーノ:白豚)である。
前脚は肉質が柔らかく淡白な味わい。
逆に後ろ脚は脂が乗っていて、ジューシーな味わいである。
パレタ(前脚)は豚の構造上後ろ脚より筋も小ぶりである。また、その分価格もハモン(後ろ脚)より安価である。
生ハムをじっくり楽しみたいのであれば、ハモン・セラーノを買うとよろしいかと思うが、
まずは、その前に(富豪以外は)パレタで試してから購入してほしいと思う。
理由は後述する。
原木・到着・
今回購入したのは、楽天。15000円した。
ただ、今回の購入商品は生ハム原木を所有するのに必要な、専用の置き台と専用のナイフが付属されたものだ。。
これがなければ生ハム原木生活は始まらない。初心者は必ずこの台とナイフがついている専用キット付きを買うべきである。
なお、別売り品は高いので、セット商品がよろしかろう。
夏の終わりのまだまだ暑い頃、ついに生ハム原木が我が家に到着した。
でかい。
小ぶりということで有名なパレタ・セラーノだが、当然ながら普段みかけないレベルの肉塊である。
ひとまずその偉大さに恐れおののいて、早速開封をしていく。
生ハム原木はクール便で届く。
開封してみると、密封した袋内に油がたっぷり浮かんでいるのがわかる。
さすが、豚。冷蔵便できたての状態で油がにじみだしている。
開封する際は、キッチンペーパーが必須だ。
生ハムを台にセットするまでが一苦労。いちいち重い。
女の一人暮らしに豚の前脚はハードなのである。
しかし、生ハム原木との同棲ははじまったばかり。
気を取り直して、早速スライスしていく
が
か
た
い
思ったより、ジューシーなその中身をまもる外皮が硬い。
まさに「木」。木肌を削っていくかのような作業である。
針をもたせたら糸の側の針が手のひらに刺さる私である。
もちろん、怪我をした。
みんなは気をつけて作業するか、手袋を着用してほしい。
(なお、その後3回も生ハム作業中に怪我をしたので、防切用の手袋を購入した)
硬すぎる生ハムの外皮をむしったら、ついにそこには真っ赤な肉が!
生ハムは薄く切るのがセオリーである。分厚く切ると塩分のキツさから旨味を楽しむことが難しいからである。
しかし、それが本当に難しい。
パレタ・セラーノは小ぶりであるから、その分可食部も少なく、つまりスライスできる幅が狭い。
お店でうっているような15cmから20cmほどのおおきさにカットするのは難しく、比較的に大きく切れる部分でもほんの10センチ程度だ。
ともあれ、生ハム欲しさに専用の長いナイフで慎重に肉を切り刻んでいく。
ところで、昔の中国ではおぞましい刑罰が度々執行されていた。
凌遅刑という。
凌遅刑は存命の人間を少しずつナイフで切り取っていく、受刑者にとってはまさに「死ぬほど」嫌な刑罰であるが、生ハムを切り落としているとなんとなくそれが想像されて、なんとも複雑な気分になった。
普段、スプラッタ、ホラー映画のみすぎなのだろうか・・・・
それはさておき、赤身にたどりつくまでたんまりある生ハムの脂部分はうまい。
うまいが、それ単体でたべられるものではない。
一方で、全体のほとんどが脂身なので、これをうまく活用せねばならない。
おすすめの生ハム活用法(脂部分)
1,オイルとして使う!
脂身部分をフライパンでゆっくりあたため、オイルとしてつかう。目玉焼きとかしたらうまい。
2,そのままパスタへ投入!
細かく切って、オリーブオイルと塩に脂身を入れる。じっくり中火で炒めて、ほうれん草を入れる。
脂身がしみて、めっちゃうまい。
実は、パレタ・セラーノは楽しみが薄く、そのまま食べるのも美味しいが、前述の通り、サイズ的に小さいので、切り出し部分も必然的に小さくなる。
これをがんばってチミチミやるか、もはやベーコンと割り切って加熱してその旨味を引き出して食べるという2つがよいのではないかと思う。
あ、ピザの上にトッピンッグしてもよいだろう。
夢見ていた、生ハムメロンは、ちょっとこのタイプだと合わないと思った。塩分が強すぎるのである。ロース生ハムなどがよいだろう。
ちなみに、桃と洋梨と柿について生ハムと一緒に楽しんでみたが、どれも塩味がきつく、どちらのいいところも切り崩したlose-lose感が否めなかった。
そして、楽しい生ハム生活も、そろそろ終わりに近づいている。
もう、切り出せるところが少ない。
もし可能であれば、この原木のほねをなんとか砕き、豚で出汁をとりたいというのが夢である。
以上、たのしい生ハム生活でした
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