かもがわ出版

かもがわ出版は、1986年3月に京都市で生まれた出版社です。企画をすすめる編集者の思い…

かもがわ出版

かもがわ出版は、1986年3月に京都市で生まれた出版社です。企画をすすめる編集者の思いを中心に書き込みます。http://www.kamogawa.co.jp/index.html

マガジン

  • 【連載エッセー】スマホなし、冷蔵庫なし、クルマなし

    丸山啓史さん(『気候変動と子どもたち』)は、2022年春に家族で山里に移り住みました。持続可能な「懐かしい未来」を追求する日々の生活を綴ります。

  • 江連恭弘・佐久間建監修『13歳から考えるハンセン病問題』

    本が誕生するまでのエピソードを中心に綴ります。

  • 阿比留久美 スコットランド日和

    スコットランド・エジンバラに滞在中の阿比留久美さんによる現地レポートです。

  • 子ども白書2023ができました

    特集 いま、子どもの声を〈きく〉

  • LGBT法連合会『SOGIをめぐる法整備はいま』

    懸念される「LGBT理解増進法」。当事者は、本当は何を求めていたのか?

最近の記事

【連載エッセー第31回】カリンを惜しむ

 丸山啓史さん(『気候変動と子どもたち』著者)は、2022年春に家族で山里に移り住みました。持続可能な「懐かしい未来」を追求する日々の生活を綴ります。(月2回、1日と15日をめやすに更新予定) *********************************************************************************  私が勤める大学では、秋が深まる頃から、樹木の剪定が進められる。ときどき、教職員への一括送信メールで剪定作業のお知らせが

    • 【連載エッセー番外編2】〈宿題〉を考える本

       最初に正直に言っておきますと、今回の番外編は、自分が書いた本の宣伝です。『宿題からの解放―子どもも親も学校も、そして社会も』(かもがわ出版)ができあがりました。  私の本業は、薪づくりでも畑づくりでもありません。大学の教育学部で教員をしています。「教育学者」ということになります。ちゃんと本業もやっているのです。  かもがわ出版の方を別にすれば、この本を最初に読んでくれたのは、6年生の息子かもしれません。印刷されて送られてきたばかりの本を、ニヤニヤしたり、ククッと笑ったり

      • 連載⑨ ハンセン病療養所の今とこれから(1)

         今年5月、江連 恭弘・佐久間 建/監修『13歳から考えるハンセン病問題 ―― 差別のない社会をつくる』を刊行しました。(以下の本文では『13歳…』と略します。)  編集を担当した八木 絹(フリー編集者、戸倉書院代表)さんに、本に寄せる思いを書いていただきました。不定期で連載します。 14のハンセン病療養所で812人が生活  ハンセン病の回復者には、大別して、ハンセン病療養所で生活している方と、退所して一般社会で暮らしている方がいます。社会復帰した後で病気が悪くなって再入

        • スコットランド日和⑦複雑なものを複雑なままに、自分の声をあげていくこと(2)「知的・感情的な怠惰」は罪

            スコットランドのエジンバラで研究生活を送っている阿比留久美さん(早稲田大学、「子どものための居場所論」)の現地レポートを連載します(月2回程度の更新予定)。  ★「子どものための居場所論」note はこちらから読めます。 **********************************  スコットランドでのデモや集会では、年齢もジェンダーもエスニシティも多様な人たちが集っていますが、日本のデモや集会では、中高年の男性がスピーチをすることが多く、集う人たちも若者が少な

        【連載エッセー第31回】カリンを惜しむ

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        • 【連載エッセー】スマホなし、冷蔵庫なし、クルマなし
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        • 江連恭弘・佐久間建監修『13歳から考えるハンセン病問題』
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        • 阿比留久美 スコットランド日和
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        • 子ども白書2023ができました
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          【連載エッセー第30回】大学に薪棚を置く

           丸山啓史さん(『気候変動と子どもたち』著者)は、2022年春に家族で山里に移り住みました。持続可能な「懐かしい未来」を追求する日々の生活を綴ります。(月2回、1日と15日をめやすに更新予定) *********************************************************************************  薪の季節になってきた。薪ストーブや薪ボイラーを使う季節は、1年先の冬に向けて薪づくりを進める時期でもある。剪定された枝

          【連載エッセー第30回】大学に薪棚を置く

          スコットランド日和⑥複雑なものを複雑なままに、自分の声をあげていくこと(1)パレスチナに連帯する集会・デモの話

           スコットランドのエジンバラで研究生活を送っている阿比留久美さん(早稲田大学、「子どものための居場所論」)の現地レポートを連載します(月2回程度の更新予定)。  ★「子どものための居場所論」note はこちらから読めます。 **********************************  今回は、2023年10月7日のハマスのイスラエルへの大規模攻撃をきっかけにはじまった、イスラエルのパレスチナ・ガザへの攻撃に対して、エジンバラ(やイギリス)での様子をみていて私が感じ

          スコットランド日和⑥複雑なものを複雑なままに、自分の声をあげていくこと(1)パレスチナに連帯する集会・デモの話

          【連載エッセー第29回】ニワトリを弔う

           丸山啓史さん(『気候変動と子どもたち』著者)は、2022年春に家族で山里に移り住みました。持続可能な「懐かしい未来」を追求する日々の生活を綴ります。(月2回、1日と15日をめやすに更新予定) *********************************************************************************  我が家のニワトリたちが死んでしまった。  ある朝、モモコがうずくまり、外に出ようとしなかった。いつもと様子が違う。「

          【連載エッセー第29回】ニワトリを弔う

          スコットランド日和⑤人権とプライドパレード

           スコットランドのエジンバラで研究生活を送っている阿比留久美さん(早稲田大学、「子どものための居場所論」)の現地レポートを連載します(月2回程度の更新予定)。  ★「子どものための居場所論」note はこちらから読めます。 **********************************  ご存じの方も多いと思いますが、プライドパレード(PRIDE parade)は、性的マイノリティに対する差別や偏見に抗して、性的多様性を祝うパレードです。わたしはこれまでプライドパレー

          スコットランド日和⑤人権とプライドパレード

          連載⑧ 胎児・臓器標本の謎 ―― これほどの人権侵害があるのか(2)

           今年5月、江連 恭弘・佐久間 建/監修『13歳から考えるハンセン病問題 ―― 差別のない社会をつくる』を刊行しました。(以下の本文では『13歳…』と略します。)  編集を担当した八木 絹(フリー編集者、戸倉書院代表)さんに、本に寄せる思いを書いていただきました。不定期で連載します。 解剖と臓器標本―― なぜこのようなことが……  検証委員会による胎児標本調査が行われる中で、各地の療養所には死亡した患者・回復者を解剖して摘出した臓器等が保管されていることがわかりました。そ

          連載⑧ 胎児・臓器標本の謎 ―― これほどの人権侵害があるのか(2)

          【連載エッセー第28回】課題を先送りする

           丸山啓史さん(『気候変動と子どもたち』著者)は、2022年春に家族で山里に移り住みました。持続可能な「懐かしい未来」を追求する日々の生活を綴ります。(月2回、1日と15日をめやすに更新予定) *********************************************************************************  テレビを観なくなった理由の一つは、テレビを観るための時間がなくなってきたことだと思う。  夏場は日の出の関係で、冬場

          【連載エッセー第28回】課題を先送りする

          連載⑦ 胎児・臓器標本の謎 ―― これほどの人権侵害があるのか(1)

           今年5月、江連 恭弘・佐久間 建/監修『13歳から考えるハンセン病問題 ―― 差別のない社会をつくる』を刊行しました。(以下の本文では『13歳…』と略します。)  編集を担当した八木 絹(フリー編集者、戸倉書院代表)さんに、本に寄せる思いを書いていただきました。不定期で連載します。 115体の胎児標本が見つかる  「『らい予防法』違憲国家賠償請求訴訟」で国の責任を認める熊本地裁判決(2001年)を受けてつくられた「ハンセン病問題に関する検証会議」が、全国のハンセン病療養

          連載⑦ 胎児・臓器標本の謎 ―― これほどの人権侵害があるのか(1)

          スコットランド日和④阿比留久美 イレギュラーな時には「普段どおり」になんてできない

           スコットランドのエジンバラで研究生活を送っている阿比留久美さん(早稲田大学、「子どものための居場所論」)の現地レポートを連載します(月2回程度の更新予定)。  ★「子どものための居場所論」note はこちらから読めます。 **********************************  ある時、子どもが通っている小学校から全員にあててメールが送られてきました。それは、こんな内容でした。  「職員の〇〇さんの家族に不幸があり、〇〇さんは2週間仕事をお休みします。わた

          スコットランド日和④阿比留久美 イレギュラーな時には「普段どおり」になんてできない

          【動画公開】監修者が読みどころを語ります

           『13歳から考えるハンセン病問題』監修者の江連恭弘さんと佐久間建さんがが読みどころを動画で紹介します。 ▼「新型コロナウイルスをめぐる差別・バッシングを覚えているでしょうか。感染病をめぐる差別・偏見は、過去の問題ではなく、現在の問題でもあります。」(江連恭弘) ▼「(過酷な差別の実態と同時に)隔離の中でも精一杯生き、差別のない社会を作り出そうとした、(ハンセン病回復者たちの)たたかう姿勢も、みなさんに知っていただきたいです。」(佐久間建) #ハンセン病問題 #ハンセン

          【動画公開】監修者が読みどころを語ります

          連載⑥ 戦争と絶対隔離政策 ―― 戦前の無らい県運動(2)

           今年5月、江連 恭弘・佐久間 建/監修『13歳から考えるハンセン病問題 ―― 差別のない社会をつくる』を刊行しました。(以下の本文では『13歳…』と略します。)  編集を担当した八木 絹(フリー編集者、戸倉書院代表)さんに、本に寄せる思いを書いていただきました。不定期で連載します。 映画にもなった小川正子のベストセラー『小島の春』  「無らい県運動」に大きな影響を与えた人物に小川正子医師(1902〜43年)がいます。山梨県で生まれ、女学校を出て結婚しますが、離婚。医師を

          連載⑥ 戦争と絶対隔離政策 ―― 戦前の無らい県運動(2)

          【連載エッセー第27回】テレビから離れる

           丸山啓史さん(『気候変動と子どもたち』著者)は、2022年春に家族で山里に移り住みました。持続可能な「懐かしい未来」を追求する日々の生活を綴ります。(月2回、1日と15日をめやすに更新予定) *********************************************************************************  家でテレビを観なくなってから1年くらいになる。録画していた『となりのトトロ』を家族4人で観たのが最後だ。  冷蔵庫や

          【連載エッセー第27回】テレビから離れる

          スコットランド日和③阿比留久美 雑談の効用

           スコットランドのエジンバラで研究生活を送っている阿比留久美さん(早稲田大学、「子どものための居場所論」)の現地レポートを連載します(月2回程度の更新予定)。  ★「子どものための居場所論」note はこちらから読めます。 **********************************  エジンバラで生活していると、通りすがりの人とちょっとした会話を交わす機会がよく生じます。  お店やバスの店員さんとも、数分楽しそうにコミュニケーションをとって、去っていく人の姿を目

          スコットランド日和③阿比留久美 雑談の効用