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光できらめく!カラーチェンジ ~光と色の関係~

Razuri*では、サンキャッチャーに利用されるスワロフスキーなどのクリスタルガラスのシャンデリアパーツで制作した『プリズムオーナメント』や、
紫外線で色の変わるネオジウムガラスを使用したアクセサリーを制作しています。
これらの素材が変化する仕組みをご紹介しました。

✦こちらは、博物ふぇすてぃばる!5(2018年)の出展に際して『ガクモンからエンタメ!』として展示した内容です。

https://www.hakubutufes.info/
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Column

Razuri*の上記の品は、光があたることにより「プリズム効果」「カラーチェンジ効果」がうまれる作品です。
これらの素材は人工的に生産されたものですが、
自然界の鉱物にも、光の種類によって「カラーチェンジ」を行うものがあります。
有名なものでは「アレキサンドライト」があります。
また特定の鉱山で産出される「ガーネット」や「フローライト」などにもカラーチェンジがみられます。

■アレキサンドライト
人間の視覚は緑色光に最も感度が高く、赤色光に最も感度が低いため、アレキサンドライトは可視光の全スペクトルが存在する太陽光(または蛍光灯の明かり)の下では緑色がかって見え、緑色光と青色光が弱い白熱灯蝋燭の明かりの下では赤味を帯びて見える。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アレキサンドライト/

■カラーチェンジガーネット
光源によって色が変わって見える、カラーチェンジ効果を示すものを指します。 自然光や蛍光灯の下ではブルーグリーン~グリーン、白熱灯の下ではレッドやパープルと、アレキサンドライトに似た変化を見せるものは「アレキタイプ」と呼ばれることもあります。

https://store.karatz.jp/collections/color_change_garnet

■フローライト(ロジャリー鉱山)
フローライトはハロゲン化鉱物であり、 紫外線や熱によって淡い光を発することから和名で蛍石(ほたるいし)と言います。
強蛍光性をもつロジャリー産は日差しの強い下で緑から青にカラーチェンジが見られ、ブラックライトでもカラーチェンジが確認できます。
※下記URLは実物の参考として掲載させて頂きました。

https://www.gionishi.com/stone/detail.html?id=1471

今回は紹介しなかったのですが色の変化をするものでも、鉱物のタンザナイトなど「多色性」といわれるタイプや、熱を加えることで色が変わるアメジストやシトリンなどのタイプ、いつかこちらもテーマにしてみたいなぁと思っています。

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