番外編:ヤヤ・トークン
知人に、ヤヤで《復興の領事、ピア・ナラー》使うならこういうのどう? という形で《街角の料理人、ロッコ》を勧められた
リリース時点で面白そう、とは思いつつ、相手も得するしなーと思っていたんだけど、こいつピアと絶妙にマッチする
ということでお試しで作ってみた、というのが本日のクエスト消化用ではない、本編に繋がる番外編
デッキ
ヤヤ・トークン
《街角の料理人、ロッコ》がナヤカラーなのだった
ヤヤも《復興の領事、ピア・ナラー》もトークン出すし、それであればトークンがよさそう
ということで、トークンデッキ組んでみた
とはいえ、一般的なトークンデッキのレシピよくわからんし、そこまで横展開しそうにもないので《宴の結節点、ジェトミア》を入れるような形にはなりそうにない
まずはお試しで、こんな感じである
ヤヤを活かす、というのが中心にないといけないので、まずは《ウラブラスクの溶鉱炉》から追加
これと《トカシアの歓待》によって、手札を稼ぐ
他でもクリーチャーは出てくるので、歓待ドローは結構な期待値が見込めそう
そして、《ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ》の追加
これにより、
・ロッコの食物・トークン
・ピアの飛行機械・トークン
・《祝祭の出迎え》の宝物・トークン
などがクリーチャー化する
《トカシアの歓待》でのドローも加速するし、相手ターンにロッコで追放されたカードをプレイしてくれれば、食物トークン→犬・トークン→歓待ドローとシナジーする
トークンベースになってきたので、《国王ダリアン四十八世》、伝説クリーチャーまみれになってきたので《英雄の公有地》を添えて、後は適当に除去ぶち込んで完成である
で、回してみたんだけど、やっぱ回るとすごいな
ただ、問題点の方が多い
・ナヤカラーということもあって、除去を赤に頼ると除去しきれない
→ 白の追放除去が要る…が、3色では《骨化》《軍備放棄》が使えない
→ 結果、ヤヤ-2を多用することでヤヤがすぐ盤面から消える
・システムクリーチャーを除去されると何もできなくなる
→ 特にロッコ、祝祭あたり
・ロッコの食物・トークンが利用できてない
→ マナが少なく、ライフゲインに使う余裕がない
・毎ターンアクションができないとリソースが枯渇して終わる
→ もっとドローしないと盤面が維持できない
・全体除去に弱い
→ そもそも除去に弱いけど、迂闊に横展開すると一掃されておしまい
→ 盤面を再構成するためのリソース獲得手段が要る
など
で、イロイロこねくり回してみた結果がコレ
どんどん、《復興の領事、ピア・ナラー》のシナジーが濃くなっていく
実質、ピアのデッキといった方がイイだろう
ロッコに注目した時点でなんとなく分かってた
これ、ピアデッキだ
ロッコとヤヤにシナジーがほとんどない、というのが大きい
-1からカードプレイ出来たら+1/+1カウンターが乗るが、それだけだとイマイチだ
そして、デッキを強化すべくシナジーを盛り込むと、ドンドンとピア-ロッコ側のシナジーに偏っていく
そりゃそうだ、そもそもピアとヤヤとのシナジーを形成していたことを3マナでやってのけている
ロッコ、ピア使うのにメチャ優秀
ちなみに、トークン戦略による横展開は、ヤヤ-2との相性がいい
戦列の奥に引っ込んでいるシステムクリーチャーを問答無用で焼き払えるようになる
横展開すること自体は悪くないのだ
新機軸で作った方は、《ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ》をオミットしたことによって、各種の非クリーチャー・トークンをクリーチャー化することができなくなっていて、その辺で弱くなっている
ただ、トークンに寄せるとヤヤは-2以外にやれることが少なくなる
盤面にピアがいたとしても、ロッコがいるなら無理に-1を使うよりも、盤面除去のため(-2のためである)に+1連打してる方がいい
《祝祭の出迎え》に対してもこっちのが噛み合う
ということは、増殖して忠誠度カウンターを増やすのがイイのでは?
増殖はロッコの+1/+1カウンターとも相性がいい
と、いうことでこうか
いっそ、ビートダウンとしてふるまいつつ、シナジーが揃ったら一気に展開して勝負を決める形に
除去が薄いのは、ヤヤ-2に期待してのことである
トークンの名は捨てたものの、
・《祝祭の出迎え》の宝物・トークンを《ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ》でクリーチャーに変換
・《街角の料理人、ロッコ》の追放効果を利用して《復興の領事、ピア・ナラー》から飛行機械・トークンを出す
・ヤヤ+1で普通にケルド人・トークンを出す
とトークンはいくらでも作れるし
逆に言えば、ヤヤがいないと除去が足りない可能性がある
ヤヤ抜いて除去入れろ、と言われたら悲しいんだけど、まぁそれはさて置こう
なんせ、全忠誠度がシナジーに関与する形になっているのだ
下手な除去入れるよりはいいはずだし、何も盤面に降ろせずに息切れしたとしても、ヤヤなら-1からクリーチャーを探しに行ける
《ナクタムンの侍臣、ナムト》は速攻と相性がいい
手札はこちらでカバーできるし、ヤヤと《結ばれた者、ハラナとアレイナ》が盤面にいれば+1から速攻クリーチャーを量産でき、結果毎ターンドローにつなげられる
最後まで、《茨橋の追跡者》の追加は悩んだ
トークンならヤヤが供給してくれるし、3ターン目に出せば4ターン目以降は4/3警戒でヤヤを守ってくれる
手掛かり・トークンも手札を補充してくれるし、《ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ》がいればクリーチャーに変換も可能だ
ただ、他に優先の高いクリーチャーがいたので、一度オミット
もうちょい触ってたら入ってくるかもしれない
数回回してみた感じ、悪くはないけど良くもないって感じ
やっぱ、環境にまだまだ除去が多い印象がある
システムクリーチャーを破壊されると弱い、という弱点に変わりはないわけで、やっぱ《タミヨウの保管》あたりは入れといてよかったかもしれぬ
1マナのムーブもないし、クリーチャーも伝説かぶりが多くて展開力に欠けるという点もある
中々に、ビートダウン組むのは難しい
何体かのクリーチャーが生き残れば、後は手札さえ尽きていなければ何とかなる、という面もあるけど、やっぱちょっとしんどい
これなら、素直にグルールアグロ組んだ方が楽な気がしてくる
ちなみに、《街角の料理人、ロッコ》と《結ばれた者、ハラナとアレイナ》、そしてヤヤが揃うと一気にシナジーが爆発する、という点は一応抑えておく
ヤヤ-1でカードプレイしたらロッコの効果でハラアレに+1/+1カウンターが乗り、攻撃ステップにハラアレ効果で乗るコインが増える
警戒持ちがいるといい感じになるので、《茨橋の追跡者》などはマッチしそう
ただ、カード3枚使えばどんなシナジーも強いんよ
そこまで時間とリソース使った上で、どこか落とされたら終わり、というのはしんどい
…ということで、この形はいったんここまで
面白くはあったものの、シナジーが強いだけではデッキパワーが付いてこない
最大出力出そうと思うなら、青黒乗り越えてなお、展開し続ける必要がある
その辺を考慮してデッキ組まんと、ちょっとな、という印象でひとまずおしまい
余談
これ頑張りすぎて、本編書く時間が無くなってしまった
本分を忘れるようではイカンのだ
まぁ、たまにはこうやって新しいデッキこねくり回すのは楽しい
またやろう
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