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第2回神谷学芸賞発表

(2014/12/18記)

 中山さんを「金」にすべきか、だいぶん悩んだ。しかし、二冊組みの労作とは思いつつ、それを一冊にまとめ上げるブラッシュアップ、編集がありえたのではないか、との想いから部門賞にさせていただいた。

 素材としての面白さでは鳥井書も捨てがたかった。これも文章と構成に一言あっての部門賞である。

◆金の神谷賞

 該当無し

◆銀の神谷賞

 青木昌彦『青木昌彦の経済学入門』ちくま新書

◆政治経済部門

 中山俊宏『介入するアメリカ』勁草書房 ★
 若月剛史『戦前日本の政党内閣と官僚制』東京大学出版会
 松田久一『ジェネレーショノミクス』東洋経済新報社
 青山瑠妙『中国のアジア外交』東京大学出版会

◆社会風俗部門

 鈴木智之『「心の闇」と動機の語彙』青弓社ライブラリー
 山田昌弘『なぜ日本は若者に冷酷なのか』東洋経済新報社 ★

◆歴史思想部門

 鳥井英晴『国策通信社「同盟」の興亡』花伝社 ★
 篠田英朗『平和構築入門』ちくま新書
 宇野重規『民主主義のつくり方』筑摩選書 ★

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