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2024 J2リーグ第13節 V・ファーレン長崎vsブラウブリッツ秋田 ぷれびゅー?



ごく簡単に。


絶好調vs好調


成績で言えばリーグ戦5連勝と波に乗る長崎に対し、秋田は開幕から連敗こそしたもののそれ以降は連勝こそないが手堅く勝ち点を積み重ね続けている。

この2位vs9位の試合は長崎ホームのトランスコスモススタジアムで、長崎側の企画である満員プロジェクトのもと、1万人を超える観客の元で行われることとなるだろう。
当然その中で来場者を楽しませる様々なイベントもあり、メインイベントとして長崎が秋田に勝ち、(たぶん)クラブ史上初の6連勝の快挙を成し遂げる青写真をえがいているはずだ。当然僕もそれを期待しているし、そうなるよう応援する所存だ。

ただし、順位的、環境的に普通に考えたら…また直近の連勝具合から考えたら長崎が圧倒的に有利なはずなのだが、なにしろ相手は秋田。簡単な試合とはならなさそうだ。なぜならば彼らがブラウブリッツ秋田だからだ。答えになってないって?


大いなる秋田スタイル


大枠で言えば秋田スタイルの説明は簡単だ。

運動量と球際の強さで相手を制し、ボールを奪ったら速攻でゴールを目指す

上記サイトより

典型的な堅守速攻型であり、その堅守はゴールキーパーの圍を中心に非常に硬く、元長崎である畑潤基や村松航太、吉田謙監督から試合後インタビューで伝説の名言を引き出した小松蓮などタレントも多い。

なお堅守といいつつただひたすら守りを固めるのではなく、相手を追いかけ回し追い込むような守り方も特徴である。

問題なのは…だ。吉田謙監督という名将によってそこに埋め込まれた精神性が脅威であり、秋田サポーターや多くのJ2他チームのサポーターに認められる所以なのだ。

つまりは、諦めない、走り抜く、迷わない、身体を張る、徹底的にやる、粘る、戦う、戦う、戦う。

時には激しくいきすぎて危ないプレーになることも多いのだが、僕個人としては悪意は一切感じないのだ。でもホント危険なプレーも多いので長崎戦では自粛願いたいところだ。

とにかく気持ちを前面に押し出してくる魂のチームであることは覚えておいてほしい。


大分としては(特に2失点目の)不運もありつつ、完全にやられた試合となった。実に秋田らしい勝ち方とも言える。そして無理に足を伸ばしてファウルをもらい2枚目の警告=退場となる選手を出してしまうのも秋田らしい。


得点力では長崎と互角の数値を残す千葉の猛攻を66分まで無失点で抑えていたこと、そして鋼のメンタルで試合終了間際に逆転をやってのけたことを鑑みて、やはり手強い相手だということは強く認識しておきたい。


どう倒すのか


さてここまで秋田の強さを書いてみたが、割と明確に秋田のピンチとなるシーンはどの試合も共通している。単純な裏狙いである。

秋田の攻勢時は相手陣内に蹴り込み、なおかつ陣形をコンパクトにするため相手の守備陣はかなり前にポジションを取る。その状態で長崎がボールを奪えれば、ここで相手陣内深くに走らせるボールというのは必ず効いてくる。

去年のホームでの秋田戦で米田からのロングパス一発でフアンマが相手の裏を取りゴールを決めた…ということもあったのがいい例だ。

ましてやロングパスを得意とする選手は去年より確実に多いし、走力においてもそうそう負けていないチームなのだ。

あとはどこまで相手のスタイルを跳ね返せるか、球際で負けないか、そして相手のハイプレスをかわせるかという…いわゆる秋田スタイルを受けて立ってその上をいけるのか、その裏をかけるのかという勝負になるのかなと思っている。特に自陣での局面勝負には必ず勝っていきたい。

他にも長崎守備時には4-4-2のミラーゲーム化することで起きそうなことや長崎攻撃時にいかにズレを作って秋田のコンパクトな守備を広げていくかを話したいところではあるけど、今回は省略。

またメンタルというか試合への臨み方として、満員プロジェクトということで、前回の同企画の時は勝ちきれなかったことを踏まえ、

(前々回?記憶にねぇな…)

今回は是が非でも勝ちたいところだ。そうだろ?

現地で見られる方は、空中戦の意地の張り合いやルーズボールの奪り合いなどに注目しながらも、長崎両ウイング(恐らく増山&笠柳がスタメン。特に注目は増山かな?)が、相手の裏へ飛び出そうと狙ってるのを目で追うのも楽しいと思う。たぶん。

今回はここまで。ご覧いただきありがとうございました。

岡野選手の怪我が早く治りますように。飯尾選手が次回の秋田戦こそ出られますように。

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