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「アンラッキー ガール!」

世の中の大きなくくりを見るときに、三元九運説を使うと便利なことが多くあります。流派にもよりますが、私は2024年から下元九運に入ると見ています。要するに、不動産などの時代の終了です。

中国の不動産開発が漸く破綻していることが明確になっていますが、これも三元九運説に従ってみると、当たり前だと考えることが出来ます。
このように国家や人心がどのように動くかを観るのに参考となる補助線を引いてくれるのが、この三元九運説です。

2024年から下元九運に入ると言うことは、そろそろ影響が明確になってきます。(これを書いているのは、2021年10月16日です。)

九運は、九紫を意味します。
すなわち、太陽、表に見える火、電気、大人の女性、戦争などが象意です。
時代としては「大人の女性」が前面に出る事や、中心となって動くこと、電気が動力の中心になること、内燃機関の終了、戦争や紛争が絶えない時代、宝石が流行る、占いが表のコンテンツ化する、に入ったことを指します。

さて、掲題の「アンラッキー ガール!」というドラマなんですが。
その中の弁護士という設定の男性が、九星らしい本と方位盤らしきものを使います。
学問として「九星遁甲」を見ている立場からすると違和感しか有りませんが、これも占いなどが流行る九運の影響が出てきているものと見えます。

そのドラマの中で「生年月日」で吉凶をその弁護士が言うのですが、生年月日毎に吉方位と凶方位が違うと言いながら、主人公を含む女性三人が同じ方向に行こうとします。
もうここで破綻しているわけです・・・

「生年月日」で吉方位・凶方位が異なるというのは、学問的には一部正しいです。

正確には、その旧暦の年月で誰にでも北半球の北緯24度から50度までに住んでいる人なら、程度の差はあれ一様に影響を受けるものと、その個人と年齢で影響を受けるものがあります。
このドラマで「生年月日毎に吉方位と凶方位が違う」「本命殺」「本命的殺」と、一様に全員が対象となる「五黄殺」、「暗剣殺」。常に正しいことをしていれば味方をする「大歳」と、その反対側になる邪魔が入りやすい「破」など、色々あるところを、わかりやすいようにおそらく九星を観る本と、方位盤に仮託して弁護士役の人が話をします。

行動を伴うものについては、方位盤を観て吉方位、凶方位を言いません。
行動に対して吉方位、凶方位を言うのは、あくまでも万年歴などの九星の方位を書いている本を見てからです。
家相や土地相については、方位盤を使うのは当然です。
動的な九星に対して、方位盤は静的な判断に使用する。
このくらいは覚えておいても良いかもしれません。

さて具体的に「九星遁甲」で吉方位、凶方位を使うと言うのは、元々が軍事技術であるため、戦わずして相手を窮地に陥れたいときです。
掲題のドラマでも「五黄殺」方向の新宿でマッチングパーティーという設定になっていたようですが、そもそも住んでいる場所から観ないと行けないのに、その三人の女性は別々の場所に住んでいる様子。
ここでも矛盾しています。
「五黄殺」とは、人間の欲望にまみれた姿を指します。
だから、欲望にまみれることをしに行ってはいけない方向なのです。
初めは楽しいが、地獄が待っているというのはその通りです。

まぁ、ドラマなのであまり目くじら立てても仕方ないのですが、あまりいい加減にはしょったものを流さない方が、人のためになるのではないかなとも思います。

ちゃんと勉強する方が良いです。
いい加減な中途半端なものに洗脳されることだけは、止めておきたいものです。

ご質問等有れば、こちらまでどうぞ。


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