日本の夏で思い出す、北米から帰ってきた時のあのなんとも言えない不快感。
今年の日本の夏はなくて、秋になりそうです。
その昔、海外出張が比較的多かったときがあります。
海外といっても、殆どが北米でしたか。
真夏のテキサス、トロント極寒弾丸ツアー、夏から初秋のボストン、秋のミネソタ、台風のフロリダなど色々ありました。
考えてみたら、春がないのですね。
そしていつも成田空港に帰ってきて思ったのは、飛行機を降りた途端に肌にまとわりつく湿気の嫌な感覚でした。
「あーーーー!帰ってきちゃった!」
回れ右して帰りたい(?)気分に浸りながら、荷物を取って事務所に荷物を置きに行ったのを覚えています。あの頃はまだバブルの余韻が残っていて、よく事務所で明け方まで仕事をしていました。
仕事の相手が北米にいたせいもありますが、とにかく夜中に仕事をする事が多かったのを覚えています。
どれも思い出がいっぱい詰まっていますが、特にボストンで間に休日が入ったので、フリーダムトレイル(インデペンデンストレイル)をたどった事が、印象深く残っています。
フリーダムトレイルというのは、上記に入れたリンクを見ていただけると良いのですが、いわゆるアメリカのイギリスからの独立戦争の経緯を辿る道です。
ボストンコモンに始まり、激戦地だったバンカーヒルに終わる4kmほどの道で、日曜日1日空いた私は、たまたまボストンコモンに行き、街中の演奏や大道芸を見て回った後、フリーダムトレイルを知ります。
その日の午後はフリーダムトレイルです。
歩きながら私はアメリカという国のバックボーンを理解することになります。肌感覚としての「アメリカとは何か」です。
ここに行かないと、私はアメリカという国の本質を肌感覚として理解できないと思うのです。
ボストンにお立ちよりの際は、是非とも徒歩でアメリカの独立を辿ることをお勧めします。
今でも「アメリカに住む事があったら、ボストンかなぁ。」と思います。カルフォルニアも良いのですが、ボストンの方が私にはしっくりくる感じです。テキサスも嫌いではないですよ。念のため。(友人も多いので…)
サポートいただき感謝します。いろいろ困難な時ですが、人様のお役に立てる事を考え、行動していく所存です。宜しくお願いいたします。