書けない理由
まあ、物語を転がしだしてからすぐにわかっていたことではあった。
一番書きたい部分を最初に書いてしまったからだ。そこから始まるのだから、これはどうにもならんのだが。
【委員長の淫ボイス】のハナシである。
前作(処女作)の【秘密の電停 〜元カノとその娘】では、一番書きたかったシーンは第五話のラスト。そこに向けてキャラクターの心情を積み重ねてきた。そこから後は、如何に気持ちよく収束させていくか、だった(デウス・エクス・マキナたる緑川涼子に感謝)。
さて【委員長〜】は如何に。
そもそもが、別の作品として書いていたモノがあり、そこから『クラスメイトが偶然主人公の秘密を知り、それを端緒に接近、告白する』という、お気に入りの部分を抜き出してイントロに据えたのが【淫ボイス】なわけで。
最初にそこを書いてしまったので、さてどうするやと(プロットが浮かばないというのではなく、書くための勢いという問題)。
加えて、当初拓真目線で始まった物語が、現在四苦八苦中の第五話以降、美姫目線の流れになりそうで、そこをどうするか悩んでるという。
ラストは考えてるんで、そこに向けて積み重ねてけばいいんだけどね。
以上、言い訳でした。
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