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頑張れ静岡SSUボニータ!ー 神セーブ的 残留への提言 ー

どーも神セーブです。
なでしこリーグのエコパ ボニータ対名古屋戦、ヤマスタ ボニータ対大和戦を観戦しました。
どちらも0-1で敗戦してしまいましたが、ボニータには可能性を感じましたし、伸びしろは充分あると思います。

ボニータの現状・順位

現在ボニータは11位。
今シーズンのなでしこリーグのレギュレーションでは12位が自動降格、11位がなでしこリーグ2部の2位と入れ替え戦に回ります。

残り6試合、残留のための戦いです。
リーグの勝点を見る限り、上位と下位の力の差はありそうな感じはしますが、3位に付ける名古屋ともちゃんとやりあえていたボニータには残留できる力はあると思っています。

残りの対戦相手を見てみると、首位オルカと2位ニッパツとの試合があります。
正直ここは引き分けでもOKです。
勝点1でも積み上げることが重要です。

重要なのは次節10位スペランツァ大阪戦、愛媛戦、バニーズ戦、世田谷戦で勝ち点3をあげることです!

では大和シルフィード戦での感想を中心に書いていきます。

ボニータの守備

ボニータの基本フォーメーションは3-4-2-1。

前線からどちらかのサイドへ誘導させていきます。


このままサイドで挟み込むパターンと、

ボランチに出させて中央で密集して奪うパターンが見られました。
この守備は充分通用していますので、継続していってほしいですね。

相手は追い込まれてロングボールを蹴ることも多くなるのですが、ボニータの3バックはとても良い守備をしており、しっかりとそのロングボールを跳ね返すことが出来ます。

そしてDFリーダーの塩澤選手のラインコントロール、カバーリング、行くべきか行かないべきかの判断力が特に素晴らしい!

写真提供:海の家さん

ボニータの攻撃

ボニータの課題は得点力です。
総得点15はリーグワーストタイ。
どうしたら得点できるのかを考えていきます。

小池真理選手のチャンスメイク能力を活かそう!

ボニータには1人で得点できるような圧倒的な個の力を持った選手はいません。
それぞれの選手のストロングポイントを引き出してあげることで、得点率は上がると思います。

そして大和シルフィード戦でチャンスメイカーとなっていたのが小池真理選手。

写真提供:海の家さん

小池選手はパス・ドリブルが出来て走れる選手です。
ジュビロで言うなら金子翔太選手のようなタイプでしょうか。
視野も広く、彼女を中心に高い位置でボールを預けて、チャンスを作れば決定機の数を増やせそうな予感。

そのためには小池選手からパスを引き出すポジショニング・スペースへのランニングが必要です。

また、小池選手は視野が広く、ボールロストした後の危険なスペースも見えてしまうため、ボランチやウイングバックのカバーにも入っていることがありました。


これは素晴らしいことではあるのですが、得点を取るためには小池選手に高い位置を取らせることが重要です。
なので、小池選手が下がらなくても良いように他のポジションの選手がそこをカバーした方が良いと思います。

林選手のスピードを活かそう!

後半途中出場した林知奈選手。
投入直後は裏へのランニングからチャンスを作り、1本ビッグチャンスもありました。
スピードがあると思いますので、裏のスペースへパスを送り、林選手が裏を突いたところに他の選手もフォローに走り、決定機を作りたいですね。

林選手自身もスペースへ走る意識と、マークを外す動きとポジショニングを身に付けて、得点に絡んでほしいですね。

渡辺彩香選手に期待!

女子サッカーのトップレベルで長くプレーしてきた渡辺彩香選手。

渡辺選手のキック精度は高いですし、テクニックもあります。
現在はDF登録で左ウイングバックが主戦場のようですが、個人的にはシャドーやCFでの起用も面白そうだと思ってます。

小川監督、どうですか?(笑)

ビルドアップでのボールロストを減らそう!

ボニータの得点力不足はチャンスになりそうなときに味方へのサポートに走れないことも大きいと感じました。

なぜ走れないのか。
スタミナはトレーニングしてすぐに付くものではないし、どうしたらよいのか、というところで考えました。

スタミナが削られる原因の一つに守備の時間が長いと感じました。

アタッキングサードで得点を取りにチャレンジしてロストするのは仕方ないと思いますが、中盤や自陣近くでのボールロストを減らすことで、スタミナの消耗を軽減できると思います。

ここでキーマンとなるのはダブルボランチ。
大和シルフィード戦では梅津選手と日野選手でした。

写真提供:海の家さん
写真提供:海の家さん


特にゲームキャプテンを務める日野選手に頑張って頂きたい。

日野選手は大和シルフィード戦でも最後まで走れるスタミナがありました。

ただ前選択のパスを出すことを考えすぎていたのか、パスを出すタイミングが遅くなってしまったりロストしてしまうこともありました。

自分から良いパスで展開しないといけない、と気負いすぎてるのかなとも感じました。

男子と違い、女子サッカーではロングパスのレンジやパススピードが違います。

一発で良いパスで展開しなくても、早いショートパスでサイドを変えるのも有効だと感じました。


だからボランチはチームの潤滑油になることが重要だと思います。

そして塩澤選手を中心としたディフェンス陣を信じて、ウイングバックの選手は攻撃時は積極的に前に走ってほしい。

ボールホルダーへのサポートにチーム全員で走ることで、パスの選択肢も増える、ボールロストの確率も下がる、チャンスの回数も増えると好循環になるはず。

全員で走って、得点して、守り切る。
がんばれボニータ!絶対残留!!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

写真提供:海の家さん

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