神里雄大プロフィール
かみさとゆうだい
作家・演出家
1982年、ペルー共和国リマ市生まれ
岡崎藝術座主宰
公益財団法人セゾン文化財団ジュニア・フェロー(2011-2016)
父方は沖縄出身のぺルー移民、母方は札幌出身という境遇のもと、神奈川県川崎市で育つ。10代の数年間にはパラグアイ共和国、アメリカ合衆国などでも生活。2003年の早稲田大学在学中に岡崎藝術座を結成し、自身の演出作品を発表。
日常と劇的な世界を自由自在に行き来し、俳優の存在を強調するような身体性を探求するアプローチは演劇シーンにおいて高く評価されている。
ここ数年間は、自身のアイデンティティに対する関心の延長線上で、移民や労働者が抱える問題、個人と国民性の関係、同時代に生きる他者とのコミュニケーションなどについて思考しながら創作をしている。『亡命球児』(「新潮」2013年6月号掲載)によって、小説家としてもデビュー。
2016年10月より、文化庁の新進芸術家海外研修生として、アルゼンチン・ブエノスアイレスに滞在中。
【主な活動歴】
・2006年9月 『しっぽをつかまれた欲望』で第7回利賀演出家コンクール最優秀賞演出家賞受賞。
・2009年10月 『ヘアカットさん』発表。(第54回岸田國士戯曲賞最終候補作品)
・2011年10月 『レッドと黒の膨張する半球体』発表。(フェスティバル/トーキョー11主催プログラム参加作品)翌年8月、第14回Taipei Arts Festivalに招聘され台北市で上演。
・2012年5月 第7回ベルリンビエンナーレの若手芸術家ディスカッションプログラム「Working visit」参加。
・2012年11月 『隣人ジミーの不在』発表。(フェスティバル/トーキョー12主催プログラム参加作品)
・2013年6月・7月 『(飲めない人のための)ブラックコーヒー』発表。東京・京都・熊本・鹿児島の4都市ツアー。(第58回岸田國士戯曲賞最終候補作品)
・2015年2月〜『+51 アビアシオン, サンボルハ』発表。これまでに横浜、鹿児島、熊本、京都、東京、福岡、仙台、札幌、シドニー、ブリュッセル、パリで上演を重ねている。(第60回岸田國士戯曲賞最終候補作品)
・2015年11月〜最新作『イスラ! イスラ! イスラ!』発表。
・2016年4月 ニューヨークのWorld Voices Festival 2016にて、日本の作家として『+51 アビアシオン, サンボルハ』がリーディング上演される。
※岡崎藝術座ウェブサイトより転載
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