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周庭さん釈放について

周庭さんが刑期満了前に釈放された。「模範囚」だったのだという。

昨年末に、産経新聞の取材を受けて、「早期釈放はある。自由民主主義陣営に対する牽制カードとして」という意味のことを話した。概ね、見立ては正しかったといえるかな。

習近平主席の「世界に好かれる中国」(?)の大号令も出たところだし、中国の人権侵害を強く批判するG7が開催されている。絶妙のタイミングだ。

「模範囚」と強調することで、「周庭さんは中国の正しさを理解した」と国内外にアピールしたつもりだろう。そういうちょっと浅はかな小学生の揉め事か?みたいな稚拙なやり方も相変わらずだね。

周庭さんには、今かける言葉はない。20代前半の女性に巨大な中国共産党と前線に立って闘い続けろとは、とてもいえない。

もちろん、闘い続けるというなら、自分にできる最大限の支援をする。一方、もうやめたい、静かに暮らしたいというなら、そっとしてあげたい。

自分は、学問の自由、言論の自由に殉じた学者なので、それを侵害するものとは、生涯闘い続ける。




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