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金曜日の日記/『マーチェラ』S3 『断片的なものの社会学』などなど

 先週書きそびれた分の金曜日記。

 なにを考えていたっけと思い返すと、やっぱり、今週は東京都知事選だぞというのが頭の片隅にずっとあった気がする。珍しく選挙特番を求めてテレビを付けたりしたけど、あれ、都知事選ってこんな感じやっけという位に報じられていなくて、私が日頃選択して見ているメディアやSNSとのギャップにうなる。自分が少数側になることが多いのはこどもの頃から集団生活で嫌というほど経験してきたけれど、選挙の度にも痛烈に感じる。こんな人間が子育てをしていて大丈夫なのかしらと、ちょっと心配が湧いてくるから厄介だ。ちいさな価値観にも胸を張っていくぞ〜。(ということを、家族間のいざこざからも考えた一週間だった)

 Netflixで『マーチェラ』シーズン3を観た。精神を病んで意に反して記憶が途切れてしまう主人公の刑事マーチェラが、猟奇的な事件に関わりながら自己を分裂させていく切ない話。シーズン3ではマーチェラは別人になりすましマフィアの家へ潜入捜査をする。ぼけ〜っと観続けているとかなりヘビーで、その濃度がリフレッシュになった。ふんわり名人を食べながら一気に観た。

 柴崎友香さんの新刊を予約。たのしみだなぁ。キッズブランドの通販を見ていたら、90サイズのキューバシャツを見つけたのでセールで買った。ここ数年夏になるとキューバシャツばかり着ている夫が、こどもとのお揃いをよろこんでいて何より。キューバシャツ、流行ってるのかな? そんなこどもは、最近私の手をよく触る様になった。今までは「手を繋ぐ」という概念が無さそうだったけれど、手と手が触れるその特別さに気が付いた様子で感動した。Kindleでぽつぽつ読んでいる岸政彦さんの『断片的なものの社会学』の、他人の手に嫌悪を抱くこともあれば救われることもあるという話を思い出した。この話は印象的でとてもすき。

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