半笑いでついていくと、広間には大勢のおじさん。お酒などない。ざわつきが、いっせいに静まった。
ウンスは扇で顔を隠したまま、御簾のうちに座った。
うーん。この雰囲気、いやな感じだ。
ミヨンは何か知ってたのかもしれない。それならそうと、言うはずだけど。
「医仙殿にお聞きしたい!」

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