埋まってる親知らずを抜いたけど

いい大人になり今更ながら歯列矯正をしようと思いたち、歯医者でレントゲンを撮ってもらうと、4本親知らずが埋まっていることが発覚した。

大きな病院で検査してもらい、結果として下の歯2本は横向きに生えています、神経にも近いです、全身麻酔で抜くことをおすすめします、とのこと、、、

全身麻酔であれば2泊3日の入院が必要と言われそれはないな〜と一瞬で選択肢から外れる。
(自宅の愛猫と離れられない体・心のため)
先生の意見を無視して、いや2本ずつ外科手術で抜いてくださいとお願いしたら、こいつは本当にお気楽なバカ女だぜみたいな顔をされた。
歯茎にも骨にも埋まっているので切開して下顎の骨を削って、歯を砕いて取り出します、なので術後はかなり痛むと思います、それでも外科手術でいいですか?と言われる。
それは全身麻酔で抜いても同じではないんですか?とは思ったけどもこれ以上バカやと思われるのは嫌だったので大丈夫ですと伝えて何とか話は終わった。

当日、担当してくれた先生とその助手のような方が2人ともめちゃくちゃ優しくて安心した。
麻酔を歯茎に打って、効くまで少し待ちますね〜と言われて待っている10分間くらいが恐怖のピークやった。異様に心臓がバクバクして、もうすっかり大人のくせにこんなことでビビってるのか私は、と思ってとても情けない気持ちになって、人生の今までの情けないシーンを一通り想起する羽目になった。
(後から調べたら麻酔にアドレナリンの成分が入っているため走ったあとのような興奮状態になってしまうらしい。)

施術中のことはあんまり覚えてないけど、結構力仕事やなと思った。強く押さえて無理やり引っこ抜くみたいな雰囲気の瞬間もあったので、女性の先生とか結構大変なんかもな〜と、自分には一つも関係ないことについて思う。

抜けた歯を見せてもらったら、今まで一つも機能してないパーツのくせに異様にしっかり凛とした姿で、なんと無駄な、と思いつつ人間の体は本当にすごくて不思議だと思った。

今書いている現在、麻酔から5時間たっていてもう切れている雰囲気だが、特別異常な痛みとかはないので、私が痛みに最強なのか、それともこれから地獄があるのかはまた気が向いて元気があれば書こうかなと思った。

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