働き損ってなんだよ、手取りが減っちゃうってなんだよ

日本は国民皆年金である。
国民全員が保険料を払い、そして全員が将来もらうのである。(ちゃんと払ってれば)


ざっくりいうと、企業に所属してる人は厚生年金という名前で払い、それ以外の人は国民年金という名前で払う。
年金は20歳から支払わなきゃいけないので、皆さんも大学時代に親が支払ったり、猶予したりした記憶はないだろうか。
国民年金は今は1ヶ月16590円。結構高い。

さて、この稼ぎがない大学生でも払ってる国民年金を、全く払ってないのに、もらえると国に定められた層があります。
それは第3号被保険者。厚生年金を払ってるサラリーマンの被扶養者である。
この層は、国民年金の保険料を、一円も払わない。なのにもらう。満額だと77万7800円もらう。
こんなに少子高齢化で保険財政が圧迫されてるのに、払ってる人たちがみんなでこの層のお金を支えてる。

130万円を稼ぐようになると、この層の人たちは扶養から外れ、自分たちで保険料を納付するようになる。
だから、130万円の壁が、とか、払い損にならないために…とか言われると、むくむくと暗い感情が湧き上がるのである。

えっ!?なんでみんなが払ってるものを一円も払わずに、貰えて当然みたいな雰囲気になってるの!?
損ってなに!?一円も払わず死ぬまでお金もらうつもり!?
という気持ちになってしまうのである。

手取りが減っちゃうじゃないんだよ。みんな払ってんだよ。みんな減ってんの。
払ってるものに余計なものなんてないんだよ。減って当たり前なの!
誰も別に損してないの!みんなそうなの!

65歳からもらって、25年間生きたら大体2000万円もらえる。一円も払ってないのに。若者のお金から吸い上げるのだ。
それが当然で、自分が一円でも払ったら損みたいな話、絶対おかしいんだよ。

単に払って欲しい。大学生でも払うんだから。働いてない国保の配偶者は1号になって払ってんだから。
ぜひ同じように払って欲しい。扶養してる配偶者の給与から天引きして欲しい。
そう法改正してくれ、岸田。

健康保険だってそうだよ。
未成年をのぞいて被扶養者がいる世帯からは多めに保険料取ってくれよな。
定年して国保に入ったり、後期高齢者になって後期高齢者医療に入ることになったら、扶養の概念消滅して、全員金払うようになるのに、なんでサラリーマンの被扶養者だけ健康保険一円も払わない?意味がわからん!

なんで一円も払わずに健康保険も使えるし国民年金もらえるしみんなが納めてる税金納めなくてよかったり層がいるんだ。
よく考えるとおかしいんだよ。
何かの目的で温存されてるぞこれ。
こんな仕組み絶対おかしいから、マジでなくしたほうがいいとしか思えない。昭和の遺物すぎる。

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