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子育てしている男女の賃金格差はいつ同じになるのか?

現在語られている男女の賃金格差の話は、(以下に私が語る範囲より)深刻なものであり、差別的な待遇が含まれていることを理解しており、それは改善されるべきだと考えています。
ただ、今回はそれは別として(私の好き勝手語るノートなので)、ではその差を縮めたところで、最終的にゼロまでいけるのか?という話をしてみようと思います。


子どもが保育園から小学生に上がった頃、私は気づいた。
今までのように誰かに預けて生命を維持して貰えば何にも問題がなかった期間は終わったのだと。
小学校も学童も、保育園の延長ではまるでない。全くの別物だ。
先生が何人もいて、お友達同士揉めても先生が話を聞いて解決して、ごめんなさいさせる世界ではない。先生が親のように接してくれる世界ではない。
保育園はあくまでも赤ちゃんの延長線にあった。でも小学校は違う。

小学校に入って、勉強のフォロー、学校で起こった話など、その子どもに起こったことを、その子1人のために時間をとって親身に聞いてくれる大人が必要だと感じた。
そしてこの大人としての役割は、おそらく他にアウトソーシングできないと感じる。
夜遅くまでやっている学童の先生でその役割を十分に果たせるかは、私にはわからない。
それが母親である必要はもちろんないが、ただ、その子どもに関心を持って接してくれる、安心できる存在が、できれば家庭内に必要だと、私は感じたのだ。
これをなくして、人が一人前になるのは難しいと感じたのだ。

そう考えると、必然的に、家族の中の大人の誰かが、こどものために、帰宅時間に家にいる必要があると思う。
祖父母が同居だったらなんの問題もない。
だが核家族だったら?
どちらかが在宅ワークなら問題解決だ。
ただ2人ともフル出社の仕事だった場合、男親女親、どちらかが収入を減らして、降りなければならないと言われたら、多分女親が降りるのではないかという気がする。
男親が降りることも勿論あるだろう、個人差、家庭差だ。しかし、おそらく、女性が引き受けるのではないか、そんな気がするのだ。

3世帯同居が普通になるとか、子育て中の男女はみな一律でパートタイムで働くようになるとか、社会が革命的に変わらない限りは、永遠に同賃金になることはないのではないかなと思ってしまう。
「もっと女性が小学校の子供を預けて働きやすいように、壁を撤廃しよう!」という話でもないと思う。(ただそう考える人もいるだろうからそれはそれで整備した方が良いと思う)。
平等にしてもなお、この状況のままだと、10%程度は差が出るんだろうなと感じている。
女子の給料をあげろ、働け、ママ管理職も増やせ、というのは、大変素晴らしいし、ガンガン実現してほしいが、社会の進む方向の中で、子どもの心についても、ちゃんと考慮されるといいなと願ってる(勿論お母さんを働かせずに家においておくようにしろいう話ではない)

というわけで、やはり女性は在宅ワーク、士業で事務所開業しか勝たんということになった。
小学生の子供のために自分が降りたのに、降りてる間に夫にハシゴ外されたりしたら、心元なさすぎる…
みなさん、子どもには手に職、資格。手に職、資格ですよ。手に職、資格を徹底してください。この事実はおそらく100年後も変わらないと思います。
現場からは以上です。

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