今は小さな羽だけど
※注意!※
このnoteは「学園アイドルマスター」についてのネタバレを含みます。
はじめに
ご機嫌麗しゅう。かみながと申します。
つい先日リリースされた「学園アイドルマスター」ですが皆さん楽しんでますか?
僕はリリース直後にスタートダッシュバチキメて8時間かけてとあるアイドルのTrueを開放する程度には楽しんでいます。
シャニ4thからアイマスにハマり、シャニを経てこの学園にたどり着いた訳ですが、シャニでは緋田を担当しており成人済アイドルばかり追っかけていた自分としては、大前提のコンセプトである”学園”という時点であまり期待はしておらず、製作発表生放送の時もアイドルよりあさり先生担当として振舞おうと考えていたレベルでした。
時間が経ち、Youtubeで各アイドルの紹介動画とMVが公開されては半惰性でチェックしていましたが、そんな中でたった一人、僕の目を釘付けにしてあろうことかその輝きで目潰ししようとしたアイドルがいました。
そのアイドルとは――――。
補習常連成績ドベ、史上最強ポ〇コツアイドル
倉本千奈でした。
本邦有数の財閥の御令嬢である彼女は幼い頃からズブズブに甘やかされて育ち、それ故に一人では何もできない箱入り無知娘街道まっしぐら。極めつけに入試成績は堂々の最下位……。
これまでの金持ちロリ体型アイドルと言えば765の水瀬伊織やデレの櫻井桃花、ミリでは箱崎星梨花が真っ先に思いつきますが、彼女らはそもそも高校生ですらないしなんなら一人ガチ小学生なうえ、全員しっかり上流階級生まれ上流階級育ち、育ち良い奴ら大体友達みたいなぱっと見でわかる”格”がありましたが倉本からはそれを全く感じない。ただのほんわかロリといった印象でした。
そんな印象を一撃で覆したのが彼女のソロ曲であるWonderScaleでした。
紹介動画だけでは伝わってこなかった彼女の内面や、後述する最大の魅力がぎゅっ…と詰め込まれたこの楽曲を聴いた瞬間、脳裏に浮かんだのは……
立ち絵だけ見た時の第一印象がただのほんわかロリだっただけにセカンドインパクトがデカすぎて立てなくなっていました。
倉本嬢にブン殴られて床を舐めながら”とんでもねェ女に出会っちまった……。”となりリリースを待ちわびる日々が始まりました。
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ここからネタバレあり。
財閥令嬢がアイドル始めてみた。
運動できない。勉強できない。でも金だけはある。
何故そんな彼女がアイドルを目指すのか?金持ちの道楽なのではないか?
その答えは親愛度コミュにありました。
初星学園現生徒会長である十王星南のパフォーマンスに憧れて軽い気持ちで”アイドルになりたい”と言い、初星学園の門を叩いたはいいものの、上述した通り入試の成績は酷く、入学してからの成績も良くはありませんでした。現に補習常連の劣等生ですし。普通ならスカウトの目には留まらないただの成績ドベの落ちこぼれだったはずです。
ですが、学園長の紹介でプロデューサーと出会い契約を結んだ事で彼女のアイドル人生の歯車が爆速で回りだします。
彼女の想像とは裏腹にアイドルの世界はキツいもので、スタミナをつけるための走り込みでトレーナーにしごかれ篠澤と仲良くぶっ倒れたかと思えば保健室で某内部進学生にボロクソに言われまくり、プロデューサーにもギリギリいけるかどうかのラインを攻め続けられる毎日。
更にはアイドルエアプのおじい様と学園長のしょうもない口喧嘩が原因で初星学園のトップアイドルの称号”一番星~プリマ・ステラ~”を取れなければ
プロデューサーの首が飛ぶ……といった具合にかなりハードモード。
一体この二人はどうなってしまうのか……といった感じで倉本シナリオが始まります。(ここまでで大体親愛度コミュ3か4くらい)
ひたむきに、前へ
アイドル倉本千奈をプロデュースしていて、”意外としっかりしてるな”と何度も感じました。
大体こういう属性のキャラって世間知らずですぐに不満をぶちまけるイメージだったのですが、彼女は世間知らずというのはあれど、嫌な事があってもへこたれずにすぐ立ち上がって常に前を向いているキャラで、鼻につくところが一切ありませんでした。まあ授業受けさせようとすると「行きたくありませんわ~;;」とか言い出すんだけど また、すぐ開き直る癖がありますが”自分の欠点をしっかり理解できている”と考えればまあ悪くないでしょう。何か悪い事をして開き直るような事はしていないので……。
それにこんな事堂々と言われたらもう何やられても許すしかない。
ここからが本題にはなるのですが、倉本千奈の最大の魅力は”絶対に諦めずに何度でも挑戦する”姿にありました。その点については彼女のソロ曲であるWonder Scaleの歌詞にも書かれています。
「自分は落ちこぼれで、学園長のコネが無いとプロデュースすらされない」と開き直って腐る事も出来たでしょうが、彼女はそれを選ばなかった。
何故なら彼女のオリジンはあの日見た、誰かに希望を与えるパフォーマンスだから。今は小さな羽だけど、それでもいつかは飛べると信じていたから。
彼女は自分の”できない”を決して逃げる理由にせず、一つひとつ真摯に向き合い、そうして積み重ねた努力でもって誰かの希望になろうとしている。
そう僕は受け取り、彼女を担当する事を決めたのです。
躓いても躓いても、何度でも立ち上がり夢に向かって進む人がこの世でもっとも美しいと僕は思います。夢の内容にもよるけどね 僕自身はいろんなことに手を出してはちょっとした壁にぶち当たるだけですぐに心折れるタイプなので、自分にないものを持っている彼女がとても眩しく、強く、美しく見えました。
書きたい事がまだまだあった筈なのですが、少し時間が空いてしまったせいで何を書こうとしていたのかぶっ飛んでしまいました。
という訳で最後になりますが、今はまだレベル1の駆け出しアイドルではあるけれど、彼女はやがて深い森に射す陽だまりのような、ファンに寄り添い希望を与えるアイドルになっていくのだと信じています。
そんな彼女をこれからも応援し続けていこうと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。
以上
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