iOSDC 2023 に初めてスピーカーとして参加して良かったこと6選
今年の iOSDC には初めてスピーカーとして参加しました!20分トークとパンフ原稿の2つが採択されました!
プロポーザルはこちらと
こちらです。
この記事では、スピーカーとして参加して良かったこと書きたいと思います。失敗談については、別途記事を書いているのでよければご覧ください。
良かったその1:自分が興味あることについてとことん調べやすい
プロポーザルが採択されたら、当然ですが発表に向けて準備をする必要があります。「何か間違っていることを言っていないか」とか「ここ実際はどうなっているんだろう」とか検証したり、調べたり、やることはいっぱいです。
私の場合ですが、口頭での発表は記事執筆とは段違いにプレッシャーを感じます。そのため、普段記事を書くために調べる倍以上は調べたと思います。
逆に言えば発表の場があったことで、自分が興味あることについてとことん調べるモチベーションが湧きました。記事執筆でも同じくらいのモチベーションで書きたいものですが、やっぱり誰が読んでいてどういう反応をしているのかが発表よりわかりづらく、多少「このくらいでもいいか、あとで直せるし」というモチベーション切れが発生してしまうことがあります。
また今回は幸いにもそのモチベーションに応えられる環境もありました。現職がカンファレンスのスポンサーをしていること、会社の名前も出すということで、本業の時間を発表準備に使うことができました。本当に感謝しています。
良かったその2:準備のために別のアウトプットがはかどった
今回私は多くの調べごとをする中で、調べたことを記事として執筆しながら発表資料も作るというスタイルを取りました。
これは2つのメリットがあります。発表準備が進むということと、記事というアウトプットを出すことができることです。
発表準備が進むのは調べているので当たり前ではあるのですが、調べたことを記事にすることでただ自分のローカルに箇条書きするよりも精度高く調べる傾向にあると感じました。
私の場合、20分トークのために出した記事は3記事、パンフ原稿側は4記事なので、合計7記事書きました。
自分は文章を書くことが好きで、技術系に関わらず普段から文章を書いているため、特に苦もなくこのスタイルがとてもハマりました。(量は多かったのでそこは大変でしたが)
良かったその3:本よりの執筆のしかたを学べた
これはパンフ記事を書いて良かったことです。最初CfPを出した時は、普段 Zenn や Qiita で書いているのと同じ感じで書けばいいものだと思っていました。思ったよりそうではありませんでした。少なくとも私にとっては。
Zenn や Qiita のような記事と違うところは以下でした。
レイアウトやスタイルなどを自分で考える必要がある
少し硬めの書き方に変える必要がある
レイアウトやスタイルなどに関しては、本にしたときに読みやすいフォントやサイズ、何カラム構成にしたらどのくらい書けるのか、どこらへんで区切ったほうが読みやすいかといったことを考える必要がありました。
実際書いてみた思ったのは、全然ページ数が足りない!ということ。。笑
今回4ページ枠で応募したのですがどうしても4ページに収めることができず、事前のメールで偶数ページであれば増やすことができると知り、6ページへの拡張する依頼を行いました。承諾してくださり感謝です!!
また後者の書き方に関しては、参考にするため過去のパンフレット記事を見ていると、Zenn や Qiita で書くネット記事よりは比較的書籍で読む文章に近いように感じました。
特に運営から指定があったわけではありません。ありませんが、せっかくなので少し硬めの文章にもチャレンジしてみようと思い頑張ってみました。
繰り返しですが、私は文章を書くこと自体にかなり興味があるためこの試行錯誤もとても楽しかったです。
良かったその4:登壇した内容について他の人と話すことができた
単純に自分が登壇した内容について、他の人と話す機会が増えました。
発表したくらいなので、自分はその内容に興味があります。他の人に伝えたいと思って発表しています。
私が発表した内容は WWDC 23 の内容を含んでいて現職のプロダクトでも対応が必要なので、社内で話題に上がることは多くありました。
ですが iOSDC のような大きなカンファレンスに参加したことで、社外のエンジニアとも喋る機会が生まれたことがとても良かったです。
良かったその5:知らない人との話のきっかけになった
カンファレンスの醍醐味は知り合いを増やすことだと思っています。特にオフライン参加の場合は、オープニングパーティだったり懇親会だったりと、直接人と話す機会が設けられています。
もちろん自分がスピーカーではない時も「どんなトーク見ました?」とか相手がスピーカーだった場合は「あのトーク見ました!」とか盛り上がる話題はあります。
ですが自分がスピーカーだと、あの名札を見せた時にスピーカーだということが一目でわかります。なので「あ、スピーカーだったんですね!何について発表したんですか?」とか逆に自分が「あのトーク見ました!お疲れ様でしたー」とか言われることができます。
自分に興味を持っていただけることがうれしいのはもちろんですが、話の入りがスムーズで自分で頑張って話題を探さなくても会話が楽に進むというメリットがありました。
良かったその6:SNS での反応が増えた
スピーカーということで、アテンディーだった時よりポスト(旧:ツイート)にいいねしてもらうことが増えました。ありがたいことです。
言うまでもなくカンファレンスで登壇するメリットの一つが自分自身の認知度向上だと思います。X(旧:Twitter)を使っていてそれを少し感じることができました。
ちなみに私は数年前まで X 含め Twitter 系は全く見ていなかったのですが、使い始めて良かったと思えました。
まとめ
スピーカーとして参加してよかったこと6選を挙げてみました。スピーカーになると自分の認知度向上はもちろん、他にも多くのメリットがあり、カンファレンスをより楽しむことができると感じました。
またスピーカーとして参加できるように来年も頑張りたいと思います。😄