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コロナと過ごす巣篭もり日記-4日目-

※この日記は新型コロナウイルスに罹った人の実体験とその時の感情について書いたものです。正確な情報はこの日記で判断せず、必ず一次情報をご確認ください。

今日は7時に起きた。というよりAlexaに起こされた。

私は生活の一部にAlexaを組み込んでいて、時間管理のかなりの部分をお任せしている。

7時になると勝手に電気をつけてくれるのはいつもはありがたいが、体調の良くない今は迷惑でしかなかった。

だけど何もしなくても喉の痛みで4時に起きた昨日と比べれば、まだマシだった。

確かに喉はまだ焼けるようだが、多少マシになっていた。

代わりに咳が止まらず、そのせいで腹筋と頭が痛くなりそうだった。

少し横になり考えたが、この状態で仕事はできるわけもなく、休みの連絡を入れる。

普通の風邪なら3日も経てばかなり回復していた気がするが、さすがコロナといったところだ。
熱が下がった以外、特段変化が感じられない。もちろんそれだけでも楽にはなった。

完治したらいよいよジムに行くかな。筋力があればこういう時も少しは楽かもしれない。なんてことを考える。

正しい方法はどうだがわからないが、寝ているより座っていた方が咳はあまり出ないことに気づき、黙々と日記を書く。

普段こうやって自分の内面の気持ちと真正面に向き合い、それを言語化することはなかなかやらないので、意外といい機会になっているなと感じる。

というより、症状のせいでいつも頭を回らせている事柄について考えることができないという方が正しい。

ちなみにこういうのをジャーナリングというそうだ。

早く薬を飲みたいので、まずは朝飯を食べる。

お粥に飽きてきたので、今日はパンを食べる。いつもパンを食べているので、これが食べれるだけでも気分は違ってくる。

お粥のような薄味のものを食べてきたおかげなのか、目玉焼きに何もかけなくても食べれるほどになっていた。何力かわからないけど、上達したもんだ。

薬を飲み、しばらく小説を読んだ。

だけど薬を飲んでも咳がやまず、息苦しさがあった。咳のしすぎで頭痛を発症しそうだが、どうしようもない。

そのあとはまた昨日と同じ小説を読んで過ごした。

それに飽きると今度は部屋の片付けをする。

そんなことをしていると、都に2日前に頼んでいた食料品が届いた。

書いてあった通りの段ボール3箱。
水2Lが入った箱と、すぐに食べられて賞味期限の長そうな食料品が大量に入った箱が2つ。

そしてオプションで頼んでいたパルスオキシメーター。

水2L x 6本

量が多すぎて、既存の貯蔵スペースでは足りなかったので、やむなく段ボールのままに。

その後はしばらく段ボールの中身を漁って、しまえるものをしまっていた。

お昼ご飯は、その中にあった油揚げ入りのどん兵衛を食べた。
実は初めて食べたのだが、予想していたより美味しかった。特に油揚げ。

その後は暇なのでアニメを見ていたのだが、普段とは違うあることに気づいた。

いつもは好きなアニメを見ると涙なしには見られないのだが、コロナに罹ってからは見てもほぼ涙が全然出ず、音が素通りするようだった。

泣くというのはとても体力がいることなんだと改めて感じた。

ってことは感情の起伏があるということは健康な証とも言える気がしてきた。そう考えると、普段私は頑張っていないようで意外と頑張ってるじゃないかと嬉しくなってきた。

どうもコロナになってから心はポジティブなので不思議だ。この状態のまま普段も楽しく過ごせるようになりたい。

その後何をしていたかは覚えていないが、おそらくまた小説を読んでいたんだろう。

夜飯はあまりお腹は空いていなかったが、何か食べたい衝動に駆られたので、ワタミの冷凍弁当を食べ、少し経ってからベッドに横たわった。





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