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上木新ユニ誕生秘話② 

■Y子・R子へのインタビュー偏 

―このタイミングで刷新することになった理由はなんですか?

◉代々のユニフォーム係からの強い願いを受けて
●もっと快適に
・ユニフォームそのものが暑い
・ゼッケンが使い古され壊れやすくなっている
・ユニフォームのロゴ部分の補修できる業者がない
・大きめサイズの上下が必要になり購入する必要があったが、他サイズも補修できないタイミングだったので、いっその事全てを変更してしまう案もあることを知って

●どんな保護者にも関わりやすい、優しい係の運営を
・係が持つ在庫が負担である
・係2名で3店舗へ通うことが大変
・ズボンの補修費は1箇所2000円。団費用の負担が大きかった

◉予算に余剰があった
コロナ禍で人が集まるイベントの中止が相次ぎ、今年は卒団生もいない

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上木ソフトの保護者の多くが共働きである。他クラブと比べれば圧倒的に当番などは楽とはいえ、1つの係を請け負うとなるとそれなりの負担となる。働き方は変化しているが、やるべきことはさほど減らない現実。
背負うのは母になることが多い。もっと母に優しい運営方法はないものか?!代々ユニ係が思っていたモヤモヤをどうにか解決したい。
そこに課題とお金があるなら、動き出そうじゃないか。
ユニ刷新PJTが動き出したが、進行に辺り様々な苦労があった。


―移行で苦労したのはどんなところでしたか?それに対してどう対応してきたのか教えてください

◉進め方
元々はゼッケンだけの問題だったのに、話をしていくとユニフォーム全体を変更することになったが、今年で発足55周年を誇る上木ソフト、長きに渡り同じデザインで過ごしてきたこともあり、それに対する思い入れがある指導者も多く、新しいデザインを受け入れてもらえるかどうか不安でした。
でも、皆さんユニフォームへの愛着はありつつも、変更に対してご賛同、柔軟に対応いただきました。活動していて皆さんに助けられました。

総会を起点に事に向き合う。
上木ソフトは、毎年4月に団員・指導者・保護者で全体総会を行っています。そこでは、団の方針、指導者・保護者の紹介、前年度の活動報告と、今年度の予定や予算についてなど、年間を通じで発生する諸々について特に保護者と指導者が忌憚なく意見交換ができる場として毎年欠かさず行われているものである。
今年は、ユニフォーム係から前述の問題について相談/問題提起が行われた。
色々な意見が出てきたが、まずは見積もりを取ってみようという話に着地させ、細かいことはその後、試合や練習の合間をぬっては、指導者や保護者に意見を聴き、A坂さんの元へ通い、アドバイスを受けながら諸々取りまとめを行っていった。下記のフェーズに至るまで、実は地道な裏取りがされているのである。

◎今後の流れ
団員サイズ合わせ→
申込→
取りまとめ完了後注文→
1カ月半ほどで出来上がり

※①より引用

◉価格変動と納期との戦い
デザインや布選び、そのタイミング、みんなに発信している間にも価格が変わってしまう。その度に見積もりの作成・承認の取り直しがあったんです。
あと、A坂さんから連絡が来ないの!
8月の夏季大会に合わせて発注したのに、ズボンはいつ来るのか?ユニフォームやゼッケンはいつ出来上がるのか?!メールや電話ではなかなか返事がないから、しびれを切らして何度も店舗に行ったんだよ!
と笑顔でやや声を荒らげるw

※補足
5月の大型連休を目処にコロナが第五類に分類されるタイミング。
コロナの影響で生産国の労働環境は良い状況ではなかった。また、新年度でどのチーム(全国のスポーツを行う団体を指す)も新担当によって勢いよく動き出した時期である。スポーツ店も困難の中にいたことも心に止めておきたい。

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そんなこんな、調整につぐ調整を経て、無事に試合に間に合って新ユニフォームで勇ましく初陣を果たしたのだ。


ー新ユニフォームになってよかったこと・推しはここ!

◉軽くて動きやすい・強そうに見える

繰り返しになるが、夏の暑さに対応した素材で、とにかく快適である。
肩周りに赤を入れたことで体が大きく、勇ましく見える?!


エピローグ

①②で上木ソフトのユニフォーム刷新PJTについて紹介してきたがいかがだっただろうか?

私は常々思っているのですが・・・・
上木ソフトに集う人々はなんて温かいのだと。

ユニフォーム係のコンビの行動力は本当に素晴らしかったが、それを取り囲む周りの人々の理解とサポートもプロジェクトの成功に導く大きな力になっていた。

誰かが頑張っている事を知ると、いつもありがとう。自分も何か力になれることはないかと声をかけてくれる。
困っている人がいると知れば、団員だろうが保護者だろうが話を聴き、手を差し伸べ、解決のための道筋を作っていく。

地域とつながりが希薄になっていると、世の中の人は言うが、上木ソフトに関わる人々の付き合いは、長く、深い。
そこには小さくても確実に素敵なコミュニティがあるからだ。
この中で子どもたちが成長していくことを考えると、未来は明るいと思えるのではないだろうか。

たかがユニフォームの話と言う勿れ。


広報:SS




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