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Webディレクターを志した、未経験40代のおじさんが、独学をどのように進めていってるのか?という話


さて、40代にして「Web制作で稼ぐこと」を目標に掲げ、一念発起して学習を開始するわけですが…

前述のとおり、まったくのPCオンチというほど酷くはないにせよ、
Web制作など1ミリもやってみようと思っていなかったおじさん。


何から手をつけて、どうしていけばいいのか、まったくわかりません!


始める前から挫折しそうになる、この現実…。


しかし、時は2020年。
今や、無料であっても十分に学べるコンテンツが豊富に存在していることが、
ググればすぐにわかります!まずはそこからはじめました。


※ちなみに、プログラミング学習において、
「ググり力」は、かなり重要です!


私が初めてやったことは、ほとんどの初学者さんたちが、当たり前に通る道で、
オンラインスクール等でも、入学前の事前学習としても推奨されている
『Progate』(プロゲート)でした。


しかし、Progateは、完全無料ではなく、
全講座を受講するためには、月額980円(税別)かかります。
え?たった1,000円でいいの?!というのが、私の素直な印象でした。


もちろん、Web制作のオンラインスクール等も調べあげましたが、
やはり、スクールとなると一括で数十万円・月額制でも10,000円前後かかるところがほとんどで、
もちろん、そのほうが技術の習得も早く、
レベルも高くなることは承知していましたが、
正直、非正規で働いている身にはかなりキツイ金額…。


「プログラミングなら、すぐに初期投資分は回収できます!」
「○○スクールで学んだ卒業生が、わずか数ヶ月で○○万円稼げた!」


など、SNS上でも魅力的なキャッチコピーが
いくつも並ぶ中、相当悩みに悩んだ結果…


自分が本当に「もうダメだ」と思うまでは、
完全に独学で学んでいくことを決断しました!


いろいろと調べていくうちに、SNSでも
「完全独学から案件獲得!」
「未経験独学でも月○○万円稼げる」
という情報にもかなり多く触れ、
「これは、頑張ればそこまでイケるんじゃないか?!」と考えました。


もちろん、いち早く稼げるようにはなりたいが、
別に今日明日の話ではないし、
当然、そんなに簡単に稼げるようになるわけはなく、
大なり小なり時間のかかることではあるので、
独学がダメだったら、その時点でスクールとかを
検討すればよいのかな…という感じでした。


Progateでは、まず基礎中の基礎となる
HTML・CSSコースを学習。


ここで、思わぬことに気づきます。


前述のとおり、私はPythonというプログラミング言語を、最初に学んでおり、
写経(文字どおり、既存のコードを丸写しにすること)もしていたことから、
「コードを書く」ということに対して、この時点で、
ほとんど抵抗なくできるようになっていた、ということ。


以前、Youtubeで、このような動画をアップされていた方がいて、
タイトルは極端ですが、私も、たまたまこのケースに当てはまっていました。

この方が言われてるとおり、Pythonを学習したあとでHTML・CSSに入ると、
カンタン!とまでは言いませんが、ゼロからやるよりも、
かなり理解は早かったように思います。


ただし、私個人の意見としては、こうしてわざわざ遠回りする必要はなく、
いちからHTML・CSSに入っても、特に問題はないと思っていますので、
安心して始められてください。


ちなみに、プログラミング学習でよく言われることですが、
技術の習得に、必要不可欠なこと、それは…


とにかく…手を動かす!


これに尽きると思います。


Progateでは、いちおうエディタ(実際にコードを書くフォーマット)が
あらかじめ画面上にセットされていて、
解説を見ながら手を動かしてコードを書く…という
学習法が採用されていますので、
本当に気軽に・簡単に学習を進めていくことができ、
初学者の方には100%おススメです!


しかし、ここで言う「手を動かす」には、
もうひとつの意味があります。それは…


自ら考えて、手を動かす!


ということです。どういう意味か。
それは、Progateのように、例示されたお手本のコードをそのまま書き写すのではなく、
実際のWebページなど、目で見たものを自らコードを書いて表現するという、
Web制作学習においては『模写』と言われる部分です。


幸い、Progateにも『道場コース』というものが設けられており、
ここでは、最初にあったようなヒントはなく、
実際にこれまで作ってきたWebページを、
ゼロからコードを書いて作り上げていく…というものですが。


ここで、多くの初学者の方が、
最初の『挫折』を味わうことになると思います…。
かくいう私もそうでした。


しかし、ここで勘違いというか、
誤解しないでほしいことが、ひとつだけあります。それは…


Web制作の学習は、100点を取るためのテストではない!


ということです。


これは、日本人の長所でもあり短所でもあると思うのですが、
たとえば、日本人が英語などの外国語に弱いのは、
「最初から完璧に話そうとすること」が原因だと言われています


また、その理由として、「カタコトの英語を話すのを、聞かれるのが恥ずかしい」と考え、
人前で「話す」ことをなかなかしようとしないことも挙げられています。


Web制作など、よほどその職業に就いている方以外、やったことがないのは当たり前。
「さぁ、今すぐやってみせて」と言われて、
一発で出来る人など、99.9999…% いるわけがありません。
(世界中のどこかに、そういう天才はいるかもしれませんが…)


しかし、それが出来なければ、Web制作というお仕事ができないのも事実。
では、どうすればいいのか。答えはカンタンです。


そう、堂々とカンニングをすればいいんです!


先ほども言いましたが、Web制作の学習は、学校で行う試験ではありません。
コードレビューという添削のようなものはあっても、採点されることは100%ありません。
要は「出来たか・出来なかったか」、それだけです。


なので、言い方を変えれば、どんなかたちであれ、
実際にそれが出来ればいいわけです!
なので、どうすればいいか分からなくなったら、
ググって堂々とカンニングをしましょう!


カンニングOKなうえに、ちゃんとできればお金まで頂ける…。
Web制作って、めちゃくちゃ素晴らしいお仕事ですよね!(笑)


カンニングの方法としては、ググる・書籍を読むなど、いろんな方法がありますが、
個人的におススメなのは、断然Youtubeです!


先ほどの外国語の例でも言いましたが、
日本人は「アウトプットする」ことへの意識が低く、
割と「インプットする」ことに重点を置きがちです。


なぜYoutubeがおススメなのか?
それは、実際に、動画上でコードを書きながら
サイトが出来上がっていく「アウトプット」を、
実際に見ることができるからです!


なので、たとえば同じ「真似をする」としても、
ググって文言を調べてから書くよりも、
より実際の工程をリアルに体感することができます!


もちろん、要所要所では、何がどうなってそうなるのか…ということを、
しっかりと理解していく必要はありますが、
プログラミング学習における最大の敵は、
『詰まる・前に進まなくなる』ということです。


アタマでひとつひとつを理解しようとするより、
実際にコードがどのように実行されるかを目で見て確かめて、
そのうえで理解を深めていくほうが、より効率的で実践的です!
なにより、今まで出来なかったことが出来た!っていう瞬間が、
いちばんテンション上がりますよね!


私は、ひと通りHTML・CSSをProgateで学習した時点で、
(正確には、JavaScript・jQueryまでやりましたが、
この時点では、最初の2つが終わっていれば十分と思います)
いよいよサイトの『模写』に挑みました!


…とはいえ、まだ基本中の基本がちょっとだけ理解できてるという程度で、
あまりにも複雑なデザインのページはまだ出来ないと思っていたので、
私がファーストチョイスで選択したのは…


WordPress(CMSと呼ばれる、コードを書かなくてもHPやブログが作成できるツール。
詳しくはググってください)の無料テーマとして公開されている<Write>の模写でした。

主にブログ用のテンプレートとして用いられるデザインで、
文字情報中心で、シンプルかつスタイリッシュなため、
最初の模写には、すごくおススメのサイトです。


そして、このWrite模写の際に、大いに参考となった(というより丸々お世話になった)
動画を公開してくださっているのが、玉袋浩二(@koji_tamabukuro)さんの
『玉袋浩二の知恵袋ちゃんねる』でした。

ご自身も、まったくの未経験(営業職)からプログラミング学習に取り組まれ、
「3ヶ月で稼げるようになるのか…?」という検証を実際にされている動画ですが…
玉袋さんの解説、「本当に初学者なの?」と言いたくなるくらいにすごく流暢で、
語り口も、めちゃくちゃ面白い!


…なんか、玉袋さんの紹介記事みたいになってしまってますが(笑)、それくらいおススメなので、
模写をはじめるのがまだ怖い・躓いてしまってなかなか先へ進めない…とお悩みの皆さん、
ぜひ一度、動画をご覧くださいませ!


これまでの流れをまとめると…以下3点になります。

1.Progateで、HTML・CSSコースを道場コースまで完走!
→ SNSでは、「何周もするな!」とよく言われてますが、個人的には、自分が「理解した!」という自信をつけられるまで、何周しても良いと思います。
しかし、前述したように、100点を取るのが目的ではないので、すべてを記憶したり理解したりしようとせず、全体像をだいたい把握できた段階で、次のステップに進むことを強くおススメします。(理解度の目安は6~7割程度)
2.サイト模写をする
→ 模写するサイトは、基本何でもよいが、あまりにもデザインが複雑なもの・アニメーションなどの高度な機能が実装されたサイトは、避けたほうが吉。(挫折防止のため。まずは、カンタンなものでいいので、「出来た!」という達成感を得ましょう!)
→ 原則として、答えは極力見ずにやることをおススメしますが、躓いてググってもどうしても分からないときは、遠慮せず答えを見て、なぜそうなっているのか?という理解を深めるようにしましょう。
3.Youtubeでサイト模写を学習する
→ サイト模写で頻繁に引用されるモデルサイト(Whiteテーマ・iSaraなど)は、Youtubeにて、実際に模写する様子が、動画にて数多く公開されています。
普通にググっても、チュートリアル的な記事はたくさん出てきますが、個人的には、動画にて、リアルタイムにサイトが出来上がっていく様子を見たほうが、より実践的な知見が得られると思ってますので、おススメです!


成功のためのロードマップとしては、正直、私の経験はあまり正解とは言えないかもしれません。もっと効率的に・短い期間で結果を出した方は、他にもたくさんいらっしゃいますし、いち早く結果を出したい方は、ぜひそちらを参考にしていただきたいですが…。


40代・未経験・完全独学でWeb制作学習を実践しているおじさんのリアルを、できる限りありのままお伝えすることで、同じような境遇の方に向けて、良いも悪いも知っていただいた上で、ご自身の励みや気づきに繋げていただければという想いで、筆を取っている次第です。


次回につづく☞☞☞


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