人はなぜ治るのか?(4)「オーラというものを初めて見た日」

ダウジングについては前回のような経緯で空振りに終わりましたが、見えないエネルギーの世界を科学的に探究しようという姿勢の井村宏次先生への傾倒は止むことはありませんでした。
ある時、またもAZ誌上にて興味深いイベントへの参加者募集のお知らせが掲載されます。
そのイベントとは、井村先生が主催でとあるオーラ視能力者のバーバラ・ブレナンをお呼びして講演をしてもらうというものでした。
今でこそスピリチュアル界隈では知らない者などいない、BBSH(バーバラ・ブレナン・スクールオブ ヒーリングの創立者です。
当然ながら、当時はそんなことも知らない私なわけですから、尊敬する井村宏次先生に会ってみたいというだけで行きました。
イベントは井村先生の司会で始まり、ブレナンが会場に入ってくるまでに少しの準備があるので少しお待ち下さい、ということで幾分かまたされました。
観客もざわついたりも、おしゃべりしたりもせずに静かに待っています。

やがてブレナンの準備が整い、会場に入場しますとの案内を井村先生がされました。

その時、ドアが開いて入ってきたブレナンの身体から、、、オレンジ色の輝く放射状の光が見えたのです。

いわゆるオーラです。それまでにそんなものを見たことがなかった私はうろたえて、思わず周りを見回しました。 

他の人にも同じように見えているのかはわかりませんが、皆が皆、惹きつけられるようにして静かにブレナンを見つめていました。

そのオレンジ色の光はブレナンの周りにだけ輝いていて、そのすぐ近くにいる人には全く見られません。

何かトリックがあるのでは?と思って会場のあちこちに見て、カメラなどを探しますが、何もあやしいものは見つかりませんでした。

その後は、只々、驚きと衝撃に心を支配されたようで、当時、ブレナンが何を話していたかはまるで記憶にありません。

自分が見たものはなんだったのか?なにかの幻覚なのか?集団催眠にでもかけられていたのか?などと考えていましたが、なんなのかは自分にはわからず、しばらくしてこの出来事は記憶の奥深くにしまわれ、その後20年以上も忘れていました。


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