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水引の自由研究

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水引(みずひき)について自由に研究した内容をご紹介します。
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#紙単衣

今更ですが、オンラインレッスン「連続あわじ結びで作る4つの水引雑貨講座」を開講しました

こんにちは。紙単衣の水引デザイナー小松です。 2023年10月20日(金)に、オンラインレッスンを提供する習い事サービス「FANTIST(ファンティスト)」で、紙単衣として初めてのコースレッスン「連続あわじ結びで作る4つの水引雑貨講座」を開講しました。 2023年11月3日(金)まで1,000円OFFの開講キャンペーンを実施中です。さらに、会員登録した方限定でクーポンもあります。 いろいろな対面が解禁されて、はや数ヶ月。おうち時間のオンラインレッスン需要はもう弱まってい

はじめてのMakuake(クラファン)挑戦前夜/伝統工芸×縁起物×実用品「水引がま口財布」

こんばんは、紙単衣の水引デザイナー小松です。 明日12/26(月)14時から新商品「水引がま口財布」を、新しいモノやサービスの応援購入サービス「Makuake」で先行予約販売します。 年末にして今年最大の取り組みに個人で挑むクリスマスどころではないそわそわした心の内を、Makuake挑戦に至った経緯を振り返りnoteに綴って、落ち着かせたいと思います。 ◆お客さまの声に耳を傾けて実現した新商品過去にnoteでも綴った、縁起の良い「あわじ結び」を続けて結んだアクセサリー・

「かわいい♡」が大衆化させる水引工芸の未来を考えてみる

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 少し前までご祝儀袋やお正月飾りでしか見かけなかった「水引」が、ここ数年ハンドメイド作家さんたちに「かわいい♡」と人気です。テレビや雑誌でも紹介され、商業施設でもアクセサリーや雑貨を見かけます。 「水引ブーム到来!」と明るい声が聞こえる一方で、「大切な何かが置き去りにされていくのではないか」と危惧する声も聞こえてきます。 今回は、そんな時代の流れの中でうごめく「水引」の現状と未来を考えてみたいと思います。 ■「水引ブーム」

効率重視の機械化に成功! 水引工場見学レポート@長野県飯田市

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 ご祝儀袋に付いている紙紐「水引(みずひき)」。 その日本一の生産地である長野県飯田市で、素材の製造から結び細工まで手がける 株式会社神明堂 さんの水引素材の製造工場を見学してきました。 素材作りの効率化を徹底的に追求した機械生産の現場をレポートします!! ■特大サイズの原紙を小巻にして切断製紙会社から届く水引の芯となる原紙は、1200m×17000mの特大サイズです。真っ白の紙もあれば、色が染めてある紙もあります。 大巻の

100円ショップの「ご祝儀袋」50種類全部買ってみた | #水引の自由研究 02

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 今回は、水引がもっとも使われている用途である「婚礼用ご祝儀袋」について調べてみます。職業柄自分で作るようになると、既製品を買わなくなるので、どんな種類があるのかワクワクします♪ ●100円ショップの婚礼用ご祝儀袋全50種類 近所の100円ショップを3店まわって、「婚礼用ご祝儀袋」を大人買いしてきました。水引が付いている商品のみをピックアップしたら、ちょうど50種類! 結構多いですね〜。どれも華やかで作った会社のこだわりがあ

「水引の歴史」をいらすとやさんのイラストで振り返ってみる

こんにちは! 紙単衣の水引デザイナー小松です。 今回は日本の伝統工芸として知られる「水引(みずひき)」の歴史を、フリー素材サイト「いらすとや」さんのイラストとともにほのぼのと振り返ってみたいと思います。 ●日本の贈答文化のはじまりは、小野妹子さんら一行飛鳥時代に遣隋使・小野妹子さんら一行が隋から帰還した際に、答礼使が持っていた宮廷への贈り物に航海の無事を祈って紅白の麻紐が結ばれていました。以来、宮廷への献上品には紅白の麻紐を結ぶことが習慣になったと言われています。(諸説あ