私が歯のとりこになった訳

私は娘が口呼吸で、前歯閉じれないことを歯医者に指摘を受け、どんどん小顔になっていく様を見ているうちに切端咬合だった私もついでに矯正することにしました。お気軽にあまり考えもせず始めた歯列矯正。そこから体や歯に次々と異常が起こった経験があります

『噛み合わせ』の変化(仮歯を削ったり変えたり矯正したり)の際に歯以外に体の変化がある、様々な歯と体は繫がりというものがある。

歯って、凄い!噛めればいいという事ではないんだな・・・


何年にもわたる歯医者通いから、患者が知らない歯医さんたちの苦労話なども一緒に皆さんにお伝えします

それでは先に、私の経験談をお伝えしていきますね


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【私の歯の歴史と不定愁訴とその研究】


私は歯列矯正で前歯を2本抜き、犬歯を前歯にずらしました

その後、歯茎を切る手術を4回以上行いました

さらに両側の下顎の奥歯3本ずつと、前歯1-1の仮歯を矯正後に何度も入れ替えました

詰め物の歯を全部セラミックの歯にしたかったのです

しかし、『咬合』をいじり始めると収拾がつかなくなるというのは歯医者さんはよくご存知かと思いますが、私はそのリスクを知らず、天然歯をいじり始めてから体に異変が起き始めました

激しいめまいが起き、自律神経もおかしくなり、耳鼻科では鬱の薬を処方されました。それだけでなく、黒目が勝手に左右に動いたりしたので眼科も受診。更には脳にある海馬辺りが下がるような感覚に襲われ、脳神経内科も受診したところ、首に原因があるということでMRIを撮ったりもしました

神経質で最悪な患者かもしれませんが、皮膚と顔のバランス、体の歪みを整える職業をしておりますので、私の場合は些細な変化に気づくのが早かったのです

それから何年も本職の勉強以上に噛み合わせ調整直後の体調不良の原因や、どの筋肉がどう繋がっているか、何故『不定愁訴』が起こっているのか自力で調べ漁りました

そして、歯科医に歯を触られるのが怖くなってしまい、様々な症状を訴え続けた結果、当時通っていた主治医に見放され、その後の引き受け先の歯医者も見つからず、自力で仮歯や体を調整するしかなくなりました

自身で調整と勉強を重ねた結果、「歯って凄い存在!」という驚きの体験をし、態癖さえも歯で変化することを知りました


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【『噛み合わせ』の変化が体に与える影響 】

『噛み合わせ』が大きく変わると、不随意運動(自分の意志では動いていない筋肉や筋膜)が臓器や体のあちこちで起こってしまうことがあります。その為、自律神経がうまく働かなくなったりしても何故だか本人も理由がわかりません。

筋肉は鎖骨やあばらなど繋がってます。首と骨盤底筋などは連鎖しています。これらは不随意運動(自分の意識ないところで連鎖する筋肉)ですので、患者自身も一体何が起こっているのか上手く他人に説明できず、様々な医療機関へ赴きますが、その原因は眼科や耳鼻科などの細分化された医者にも理解されずに1人悩み、鬱になってしまうこともあります

私も最初は、歯医者なら『噛み合わせ』を治せて当然と安易に思っていた患者の1人でした。歯はセラミックに変えれば良いのではないか、歯並びをよくできるから気軽に矯正しよう…そのくらいの認識しかありませんでした

しかし今は、歯という存在がいかに精密に作られ、脳や体のバランスと密接につながっており、呼吸や嚥下、普段の姿勢などに影響を与えているのかという事を痛感しました


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私には技工士の知り合いがおりましたので、歯に関する話を聞くことが出来たり、優秀で権威ある歯科医に診てもらっていたことで、先生方の苦労も肌で感じる事が出来ました

ここからは、【歯医者さんや技工士さんの苦悩や実情】をお話します

噛み合わせ治療に関しては、『こうすれば治る!』というものが明確にはないらしいです

歯だけ診ていても分からないことも多く、様々な要因がありますので本当に大変です

そもそも、歯医者さんというのは『噛み合わせ』というのを大学で習うわけでもなく、確実に直せる治療法が載っている教科書もないので、歯医者になってから独学で学んでいかなかければならないという現実を知りました

更に、噛み合わせ治療にかかる労力や時間というのは保険点数がつかず、再診料しか請求できないので実費治療になり、また、歯科の大学で習う分野を遥かに超えてしまいます

なので、噛み合わせ治療を引き受けてくださる先生はそもそも真面目で正義感があり、患者へ寄り添う力がある方が多いと思います。その結果、噛み合わせ調整に相当な時間をかけ、大変な苦労をされています

咬合調整には時間がかかり、短時間で終わるはずの他の患者さんを待たせてしまったり、お昼休憩が取れなくなることもしばしばありました

どれだけ時間をかけても保険点数では150円、実費治療でも時給5000円程度しか貰えません。(今の主治医の場合)相当の奉仕の精神がないとできないことだと思います。担当していただいた先生方に私は本当に申し訳ない気持ちになりました

不具合を上手く伝えられない患者なので、多大なカウンセリング時間が必須となります。先程も説明した不随意運動が治療直後から起こりますが、その仕組みを患者は学んでいないので、上手く説明が出来ないのです


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私は歯医者に見放され、自分で仮歯を調整した経緯がありますので、時間差でくる体の変化や、ミクロ単位の調整や姿勢も考慮しなければならないことを知ったので、歯医者さんや技工士さんの苦労を身近に感じ、『今のままの技術報酬はおかしい』と余計なお世話かもしれませんが、応援したいという思いが強くなりました

また、私的患者目線では、最終的には補綴物の調整に関する保険点数制度の見直しや、歯の製造をしている技工科についての改善などが必要だと思いました

そして、奉仕活動のようになってしまっている先生方の努力を微弱ながら何とか形にならないものかと国に問いかける活動もしていきたいと思いました

現在、鬱に効果のある治療法はありません。私的には歯が、何かしら関与していると確信しています

体の筋肉と骨の付着部位の繋がり方を理解することにより、全ての原因をも理解できるようになります。その結果、鬱から希望や学びに変わることができます

現代医学では解明されていないことが沢山あります。一緒に学んで理解して、治していきましょう!

『口の中に毒がある』というFacebookグルーブにこれまでの経緯を掲載しておりますので、よろしければご覧ください

最後までご覧頂き、ありがとうございます

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